「キャッチコピーの作り方がわからない…」とお悩みの方必見です!
商品開発や広告作成で必要なキャッチコピー作りのコツについて説明します。
この記事を読めば、100個のキャッチコピーを簡単に考えられるようになるはず。
ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも「キャッチコピー」とは何でしょうか?
何のために「キャッチコピー」を作る必要があるのでしょうか?
マーケティングにあたっては、
何事も根拠や目的を持つことが大切です。
キャッチコピーを作る際にも、意味や効果をきちんと理解したうえで作成していきましょう。
キャッチコピーとは、
「告知や宣伝に用いられる文章、煽り文句」のこと。
言い換えると、
「ユーザーの関心を引くための言葉」です。
商品を売る際にはまず興味を持ってもらうことが大切ですよね。
その点でキャッチコピーは重要な役割を果たします。
なぜキャッチコピーを商品の広告やバナーに入れることが大切なのでしょうか?
意味を踏まえた上で考えてみてください。
…その通りです。
キャッチコピーはユーザーに商品のことを知ってもらい、購入意欲につながる一歩となるからです。
ちなみに「キャッチフレーズ」という言葉もありますが、これは宣伝以外のものも含みます。
覚えやすさを重要視しているものが多く、キャッチコピーとは目的が異なるものです。
「キャッチコピー」の意味は理解できましたか?
普段使っている言葉も、意味を考えてみると目的が明確になりますね。
次は「キャッチコピー」を作ることでどのような効果があるのか詳しく見ていきます。
キャッチコピーの効果は、
前述通り「商品の魅力を伝えて、ユーザーに買ってみたいと思ってもらうこと」です。
基本的にユーザーは商品説明やバナーを「クリックしない」「読まない」と考えておきましょう。
ネットで商品を買う場面を思い返してみてください。
目についた自分に必要な情報だけ読んで、結局購入に至らないという経験はありませんか?
人間は興味のあるものには注意が向きます。
「キャッチコピー」はユーザーに興味を持ってもらうための手段なのです。
伝わるキャッチコピーを作ることができれば、
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商品の印象を残す
商品に付加価値を与える
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ことにつながります。
ユーザーは何かしらの問題を抱え、それを解決するために商品を買います。
迷っている消費者を購入につなげるための第一歩は商品の魅力を知ってもらうこと。
キャッチコピーで付加価値を付けて、商品の印象づけを行いましょう!
では早速キャッチコピーの例を見ていきましょう。
ここで紹介するのは、ユーザーに響かない&売れないキャッチコピー。
要素をしっかり把握して、キャッチコピーを作る際に気をつけましょう。
もし「子ども用の歯磨き粉」を探しているときに、
「育毛剤」をキャッチコピーでアピールされたらどう感じますか?
もちろんクリック / 購入しようと思わないですよね。
このように、キャッチコピーの対象が自分でないとわかると、
ユーザーはとたんに広告やバナーに興味を持たなくなります。
また、ターゲットの範囲を広くしすぎると、当事者意識につながらず、
ユーザーに刺さるキャッチコピーは作ることができません。
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例)
インターネットを活用したいあなたへ △
たくさんの方から喜びのお声! △
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商品の魅力はたくさんアピールしたいですよね。
しかし、キャッチコピーを考える上で
たくさんのことをユーザーにアピールすることは逆効果になる可能性も。
たくさんのポイントをアピールして言いたいことがまとまっていないと、
ユーザーが混乱してしまいます。
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例)
口臭にも!歯を白く!飲み込んでもOK! △
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このキャッチコピーの1番のアピールポイントがわかりますか?
「口臭に効く」「歯が白くなる」「飲み込みOK」
一見良いところがたくさんあるように見えますが、商品の1番の強みが伝わりません。
競合との差別化ポイントがわからないことは、
ユーザーの購入意欲につながらない可能性もあります。
「カラダにピース。」カルピス
「おいしさを笑顔に」キリン
このようなキャッチコピーを目にしたことがありますか?
印象に残すことを目的としたキャッチコピーは、
商品の広告には向いていません。
「1-2.バナーにおけるキャッチコピーの効果」で紹介したように、
キャッチコピーを作る際には「商品を買ってもらう」という目的を考えることが必要。
印象に残すだけではなく、売りたいものの魅力を伝えることが大切です。
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例)絶対合格しよう!○○ゼミナール △
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よく見るありきたりなキャッチコピーですね。
これだけでは、商品の独自性がイメージしづらく、
クリックする原動力にはなり難いといえます。
売れないキャッチコピーの特徴はつかめましたか?
次に売れるキャッチコピーの作り方を見ていきましょう。
キャッチコピー作りに欠かせないこと…それは「ターゲットの設定」です。
ユーザーは一般的にピラミッド型で分類されると考えられています。
どの部分のどんな人に商品の魅力を伝えたいですか?
どこにアプローチするかでキャッチコピーの作り方が変わってきます。
ターゲットを考える時は「ペルソナ」を考えましょう。
ターゲットの生活が具体的にイメージできるくらい絞ると、キャッチコピーが作りやすく、
ターゲットに合ったものが出来上がります。
※ペルソナ:商品のターゲットとなる顧客像のこと。
(氏名・年齢・居住地・職業・ライフスタイル・何を求めているかなど)
また、キャッチコピーの前に「主語」をつけてみて、
ターゲット目線になっているかをしっかり確認しましょう。
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例)
▼「棚を探している1人暮らしの女子大学生」に向けたキャッチコピー
女子大学生はみんな使ってる!1人暮らしにピッタリの棚特集
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「自分のことだ!」とユーザーに当事者意識を持たせることにつながりますね。
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A:良い成分がたくさん入ったサプリメント
B:業界屈指のプラセンタ配合量5,200mg!
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AとBのキャッチコピー、どちらが「商品を買ってみたい!」と思いますか?
キャッチコピーには1番アピールしたい文言を明確に入れることが大切です。
そのために、ユーザーに何をイメージさせてどう動いてほしいか、
何を1番アピールしたら購入してくれるかを考えてキャッチコピーに入れましょう。
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例)
▼ルテインサプリを探している人にルテイン配合量をアピールしたい!
→「驚異のルテイン配合量80mg」
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ユーザーが求めているのは商品の特徴や説明ではなく、
「商品を使うことで得られるベネフィット」です。
「1-2.バナーにおけるキャッチコピーの効果」でお話したように、
商品の説明文を長々しく書いても、ユーザーは読んでくれません。
使用後のシーンを想像させることで、
「使ってみたい!」とクリック先や商品に興味を持たせることにつながります。
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例)
モテる香りのシャンプー
太陽が反射するほどツヤ髪になれるシャンプー
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高い満足度やリピート率がある商品に惹かれたことはありませんか?
ユーザーが惹かれるのは、曖昧な情報よりも「具体的で明確な情報」です。
数字を使うと説得力や根拠を持たせることができます。
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例)
お客様満足度97%の酵素サプリ
累計販売個数100万個突破!
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広告などで「女優〇〇さんも愛用!」という文言を見たことはありませんか?
有名人や専門家がオススメしているものは、
「専門家が言っているのなら間違いない!」とつい手に取ってしまいますよね。
キャッチコピーに権威性を持たせることは、
商品への安心や信頼感にもつながるものです。
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例)
管理栄養士が厳選した成分を贅沢に配合!
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ただし、権威性を持たせる場合は薬機法への注意が必要です。
薬機法についての記事を近日更新します。
ぜひ楽しみにお待ちください。
当たり前のことをアピールしても、ユーザーを惹きつけることは難しいです。
常識をひっくり返すような商品は、魅力を感じ、興味がわきますよね。
キャッチコピーにおいても、
「正しいと思っていることが実は間違っている or 古い」という衝撃をユーザーに与えて、
商品に興味を持ってもらいましょう。
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例)
シャンプーを泡立てる時代はもう終わり!泡立たないシャンプーのヒミツって?
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売れるキャッチコピーと売れないキャッチコピーの違いは理解できましたか?
次に実際にキャッチコピーを作る際の手順について説明します。
あなたも100個簡単に考えられるようになるはずです。
「3-1.ターゲットを明確にする」で示したように、
まずはペルソナを具体的に考えましょう。
など、できるだけ細かく設定するとターゲットのイメージがわきやすくなります。
次にペルソナが何に悩んで商品を探しているのかをできるだけ多く書き出しましょう。
悩みが思いつかない!という方は、
ペルソナに年齢が近い人にインタビューして
リアルな声を聞いてみることをオススメします。
すでにネット上で公開されている、お悩みランキングなどのデータも活用しましょう。
商品の強みをできるだけ多く書き出してみましょう。
価格や成分などを競合と比べてみて、
他社や平均(基準)とずれている点を探すと見つけやすいです。
強みだけでなく、弱みも視点を変えて強みとして書き出してみましょう。
例えば、
「値段が高い」→「質が保証されている」など、
ユーザーがマイナスに捉えてしまう特徴を強みとしてアピールできるといいですね。
これまでの手順を終えたら、
あとは「4-2.ペルソナの悩み」と「4-3.商品の強み」を組み合わせて考えるだけです。
悩みと強みをたくさん書いているほど、この手順がスムーズに進みます。
このように組み合わせるだけで簡単にキャッチコピーが出来上がります。
ぜひ実践してみてください。
次にキャッチコピーを作るにあたってのテクニックをご紹介します。
売れるキャッチコピーの特徴と作成手順をマスターした上で、テクニックも身につければ、
キャッチコピー作りが得意になること間違いなしです。
最後に、具体的な書き方のテクニックを説明します。
まずは真似してキャッチコピーを作ってみましょう。
伝えたいことをより強調できるのが「逆説」や「比較」。
ユーザーがより具体的に商品をイメージすることにもつながります。
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例)「ん~、マズい! もう一杯!」
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これはキューサイさんの青汁のキャッチコピーです。
「マズいのに飲みたくなる…?」と不思議な気持ちになると同時に、
商品への興味がわきますよね。
疑問形で投げかけられると、自然と答えを考えてしまいませんか?
このように疑問形にすることは、「当事者意識を持たせる」効果があります。
また、疑問形を使うことで「続きを見たい」と思ってもらうことも可能です。
バナーにおけるキャッチコピーには、
疑問形で投げかけることでクリックしてもらえる可能性が高まります。
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例)
○○というお悩みはありませんか?
食べても太らないサプリ、気になりませんか?
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キャッチコピーは一言付け加えるだけで、アプローチ力が変わるもの。
代表的な文言をご紹介します。
他にも強調できる文言はたくさんあります。
入れ替えながらテストしていき、
1番クリックや購入率があがる文言を探しましょう。
参考:「SEOに効くWebライティング」宮嵜幸志,中島健治,石村浩延
いかがでしたか?
キャッチコピーの作り方のコツや手順は理解できましたか?
基本的なことを落とし込んだうえで、
結果を出せる・売れるキャッチコピーを作っていきましょう。
このブログを書いているHide&Seekは、
広告やECモールの運用代行を行っている福岡の会社です。
弊社では数多くのクライアント様からご依頼を受け、
キャッチコピーの改善を始め、様々な施策を行っており、
CVRを約2倍アップさせた実績もあります。
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最後までお読みいただきありがとうございました!