・会社でWeb担当者としてサイトの運営を任された
・Web広告の運用を始めた
・自分でサイトを開設した
「けどGoogleアナリティクスを使うの初めてで分からない」という方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために、Googleアナリティクスでできることの基本をトコトン解説していきます。
まずGoogleアナリティクスが何のために使うツールか理解しているでしょうか?
多くの人がこう答えます。
「サイトの分析をして集客を増やすためのツール」
間違いではありませんが、100%の答えではありません。
なぜならGoogleアナリティクスはサイトに訪れたユーザーのデータを見ることができるもので、サイトに訪れる前のユーザーのデータを見ることはできないからです。
どのサイトから自分のサイトに訪れたのかくらいは分かりますが、ユーザーが何のキーワードから流入したかやどの広告を踏んで流入したかは分かりません。
そのため「サイトへの集客を増やす」ためのツールとしては不向きです。
ではGoogleアナリティクスは何のために使うのでしょうか?
Googleアナリティクスを使う一番の目的はサイトに訪れたユーザーを分析して「サイトからのコンバージョンを増やすこと」です。
つまり「サイトのCVRを高めるためのツール」とも言えますね。
上記したようにGoogleアナリティクスでは「サイトに訪れてからのユーザーの情報」を読み取ることができます。
具体的に以下の5つの項目ごとに詳細なデータを読み取ることができるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ここではサイトのリアルタイムのデータを確認可能です。
情報が毎秒、毎分更新されていくので
・常に何人のユーザーがサイトを見ているのか
・今どのページにユーザーがいるのか
が分かります。
ここではユーザーのカテゴリーごとにユーザー数や直帰率などの数値を閲覧可能です。
例えばサイトに訪れたユーザー数を
・年代
・性別
・興味関心
・地域
・デバイス
・ブラウザとOS
・新規顧客とリピーター
などでカテゴライズして見ることができます。
ここではユーザーがどこからサイトに訪問したかのデータが確認可能です。
・どのサイトから訪問が多いのか
・どのSNSからの訪問が多いのか
などが分かることはもちろん
Google広告と連携することでどのキャンペーン、入札キーワードから流入があったかを見ることができますし
Googleサーチコンソールと連携することで、SEOでどのキーワードから流入があったかを見ることもできます。
ここではサイトに訪れたユーザーがどのページでどのような行動をしたかのデータが確認可能です。
例えばユーザーが
・一番最初にどこのページを訪問したか(ランディングページ)
・最後どのページで離脱したか
・どのページからコンバージョンに至ったか
などが分かります。
ここでは設定したコンバージョンサイトの最終的な成果のこと。「購入」や「お問い合わせ」、「資料請求」などサイトによって設定する成果は様々。の数やどのページを通ってコンバージョンに至ったかのデータを確認可能です。
複数の「目標」(コンバージョン)を設定することで目標ごとのコンバージョン数を見ることができますし
通販サイトであればeコマースの設定をすることで購入完了件数とそれによる利益を見ることもできます。
Googleアナリティクスはサイト流入後のユーザーのデータを見ることができるのに対し
Googleサーチコンソールはサイト流入前のユーザーが何を検索して流入してきたかが分かるSEOのためのツールです。
この2つを連携することでGoogleアナリティクス上でもGoogleサーチコンソールのデータを閲覧することができます。
同じくGoogle広告と連携することで管理画面上の数値をGoogleアナリティクス上で閲覧可能です。
他にもGoogleアナリティクス上でカスタムオーディエンスを作成し、Google広告に反映させてリターゲティング広告や拡張広告として活用することができます。
さらにeコマースのトランザクションデータ(コンバージョンデータ)をGoogleアナリティクスからGoogle広告にインポートすれば、自動化入札戦略がさらに最適化されるので、Google広告を利用している方は積極的に活用しましょう。
同じくGoogle Adsenseと連携することで、Googleアナリティクスでもデータを閲覧可能です。
Google Adsenseでは見ることができなかった「どのページからどのくらいの収益が発生しているか」がGoogleアナリティクス上で見られるようになるので、アフィリエイターの方は必ず設定しておきましょう。
Googleアナリティクスの導入は簡単3ステップですが、その前にアカウント構造を把握しておく必要があります。
Googleアナリティクスのアカウント構造はこちらの画像のように
一番上に「アカウント」(階層1)
その1つのアカウントに複数の「プロパティ」(階層2)
その1つのプロパティに複数の「ビュー」(階層3)
といった具合に階層分けされています。
下の画像のようにアカウント構造は会社の構造とほぼ同じです。
まずはアカウントに「会社名」、プロパティに「事業部名」や「ブランド名」が対応するようなものと覚えておいてください。
ビューはプロパティ作成時に1つ自動生成されます。
まずGoogleアナリティクスのアカウントを作るために、Googleアカウント(Gmailアドレス)を作りましょう。
上のリンクから名前、ユーザー名、パスワードを入力することで簡単にGmailアドレスを取得することができます。
Google広告やGoogle Adsense、Google Tag Managerといった公式ツールも利用予定の方は同じドメインを扱う場合、全て同じGoogleアカウントを利用するとラクです。
次にGoogleアナリティクスアカウントを作りましょう。
上のリンクからまず作ったGmailアドレスとパスワードを入力すると
こちらのページに遷移するので「無料で設定」をクリック
次にGoogleアナリティクスのアカウントを作成するのですが、アカウント名は会社名、1つしかサイトを持っていない場合はサイト名など分かりやすいものにしましょう。
ここは全てチェックを入れたままで「次へ」
サイトだけの数値を確認する場合は「サイト」を選択して「次へ」
次にプロパティの設定です。
プロパティ1つ毎に1ドメインを登録します。
ウェブサイトの名前にはドメインと同じ名前にすると分かりやすいです。
サイトのURLにはドメインまで入力、業種はサイトのジャンルを選択して、レポートタイムは「日本」を選択、そして「作成」をクリックすると利用規約が出てきます。
「日本」を選択して2つとも同意にチェックを入れ、「同意する」をクリック
これで完了です。アカウントと一緒にプロパティとビューが1つずつ作成されています。
アカウント作成直後のページに「グローバルサイトタグ」が表示されているはずです。
この「グローバルサイトタグ」をプロパティで入力したサイトの<head>要素内にコピペします。
もし別ページに遷移してしまった場合は
「管理」>「プロパティ」>「トラッキング情報」>「トラッキングコード」
の順に飛んでいくと「グローバルサイトタグ」のあるページに戻れますよ。
またGTM(Google Tag Manager)を使ってタグ管理をしている場合は、下のリンクに詳しい導入方法が記載されているのでご参照ください。
タグマネージャーヘルプ:タグ マネージャーで Google アナリティクスを導入する
これでGoogleアナリティクスの設定は完了です!
このグローバルサイトタグを設置しないとレポートに数値が反映されないので必ず設置しましょう。
最後にGoogleアナリティクスでよく見るデータの見方を解説します。
画面左側にある「レポート」から各項目「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」のレポートを確認可能です。
『ユーザー』からユーザーの特徴を調べて、性別や世代、デバイスにあった文章の書き方にしたり、サイトの雰囲気をユーザーに合わせたりすることに役立てることができます。
例えば「自分のサイトは20~30代女性にスマホでよく見られているから、改行多めで文体も柔らかめにしよう」などの役立て方です。
「ユーザー属性」で性別や年代、「モバイル」でスマホ(mobile)かPC(desktop)かが分かります。
『集客』からアクセス元のサイトを調べて、どこからの流入があるかを把握し施策に役立てることができます。
例えば2つの時期を比較して「Twitterからの流入が減っているからもっと投稿を増やして、流入が増える内容を考えよう」などの役立て方です。
他にもWEB広告を運用していれば、認知度がCVRに大きく関わるため「自然検索からの流入が少ないから認知増やす為に記事もっと増やそう」といった施策をとることも考えられます。
『行動』からページごとのPV数を期間ごと見ることで、どのページの流入が伸びているか減っているかを把握し、施策を立てるのに役立てます。
例えば「このページが今伸びてるということはこのジャンルが今攻め時だから、関連記事を書こう」などの役立て方です。
もし内部リンク遷移を含めた全てのPV数を確認する場合は
「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」
内部リンク遷移を考えず、サイトに流入して1ページ目までのPV数を確認する場合は
「行動」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」
から確認できます。
『行動』からページごとの離脱率・直帰率を見ることで、リライトなどに役立てます。
例えば「この記事の離脱率90%超えてるから関連記事書いてリンク繋げよう」などの役立て方です。
またページごとではなく『ユーザー』からユーザーの属性ごとの直帰率や離脱ページが確認できたり
『集客』から流入元(自然検索や広告)ごとの直帰率や平均セッション時間も確認することができます。
『コンバージョン』からページごとのコンバージョン数を確認することで、リライトやコンバージョンまでの導線を考えることに役立てます。
例えば2つの期間を比較して「このページからのCVR低くなってるからヒートマップ確認しよう」などの役立て方です。
コンバージョンも「購入」や「お問い合わせ」などの最終成果だけでなく、購入バナーやお問い合わせバナーのクリックに設定することもできるので、マイクロコンバージョン最終のコンバージョンに到達するまで途中のアクションを成果と見立てたときのコンバージョンのこと。の測定も行えます。
ここまでGoogleアナリティクスの導入方法から使い方まで解説してきました。
簡単に言うとこのツールはサイト流入後のユーザー情報を元に「サイトのCVRを高める施策を考えるために活用する」ものです。
そのうえGoogle広告やGoogle サーチコンソールと連携することでサイトに流入する前のデータを見ることもできる万能ツールになります。
しかし今回は簡単に概要を説明したに過ぎず、Googleアナリティクスはとても奥が深いものです。
あとは徐々に数多くある機能を使いこなせるようになっていきましょう。
こちらの記事ではGoogle Tag Managerについて詳しく解説しておりますので、是非合わせてお読みください。
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これからサイト運営に携わるなら避けては通れないSEO対策ですが、あなたはどこまでその方法をご存じでしょうか?
SEO対策は日々変わると言われていますが、これだけは確実に対策しておいた方が良いという方法もあるんです。
そこで今回はSEOに携わり始めた方に向けて、SEO対策の最新情報を元に絶対にやっておきたい10個のSEO対策方法を解説していきます。
WEBサイトを運営するのであれば、広告からの集客だけを考えている方以外は必ず
「SEO対策」という言葉に行き当たると思います。
会社でSEO担当になったり、個人でブログを書き始めたり、サイトを運用している理由は人それぞれかもしれませんが、
一貫して「集客をしたい」という主な目的があるはずです。
そこで検索結果に上位表示するにはSEO対策が必須になるわけですが、
その理由はクリック率にあります。
こちらは海外の3つのSEO調査会社が調べた順位ごとのクリック率とその平均をまとめたグラフです。
見ていただくと分かりますが、
上位1~3位だけで65%のクリックが集まっています。
つまり1~3位に入らないだけで、すでに検索したユーザーの半分以上を取りこぼしてしまっているということです。
これは大変な機会損失ですよね。
1位に表示されるのと10位の表示されるのでは、16倍もの差があるのですから。
だから記事を書き、その先に達成したい目的があるのであれば上位表示が必須というわけです。
また「SEO対策はGoogle対策」とも言われています。
この章においてGoogle対策と言っているものは実際の施策というより、SEOをするなら知っていただきたい考え方です。
ここではかみ砕いて簡単にお話しますが
より詳しく知りたい方は
「Google が掲げる10の事実」
を読んでみると良いかもしれません。
こちらのグラフをご覧ください。
引用: Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
こちらのグラフはPC(日本)でどの検索エンジンが利用されているかを示しているのですが、見ていただくと分かるように
Googleが75.53%、Yahoo!が15.36%です。
つまりGoogleとYahoo!を合わせて90.92%。
引用:Mobile Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
こちらはスマホ(日本)に関してのグラフですが、こちらでもGoogleが75.35%、Yahoo!が23.91%で合わせて89.26%と、
PCとスマホどちらを見ても
GoogleとYahoo!で9割を占めています。
PCではbingが10%弱ほどの割合を占めているので、少しでも流入を増やしたいのであれば、bingの動向を加味しつつGoogleのSEO対策をしましょう。
またYahoo!は2011年からGoogleの検索アルゴリズムを利用しています。
つまりユーザーの9割がGoogleのアルゴリズムを利用した検索エンジンを使っているということ。
ですのでGoogleを攻略すればSEOも攻略できます。
SEO対策の方法は主に以下の3つがあります。
・内部対策
・外部対策
・コンテンツの質を高める
内部対策とは「サイトの情報がGoogleに正確に伝わるように整える」ことを言います。
Googleには “Googlebot” という検索エンジンクローラーがあるのですが、
このクローラーがサイトのXMLサイトマップやリンクなどの情報をもとにインデックスを作成してスコアが出され、
キーワードとの関連性を加味して検索結果の表示順位が決まるのです。
つまりクローラーにとって読み込みやすいサイト設計になっていなければ、どんなに良いコンテンツが書かれていたとしても上位表示されることはありません。
次に「外部対策」です。
Googleは第三者から見た信頼性や関連性も重視しています。
それらは何で判断されているかというと、
「外部サイトに貼られた自分のサイトのリンク(被リンク)の数と質」です。
被リンクが多いということはつまり、
「そのサイトの情報が支持されている」と判断できますよね。
ですが被リンクをむやみやたらに増やせばよいという訳ではありません。
数年前まで被リンクの数だけが重視されていたのですが、被リンクを貼るだけのSEO対策が横行してしまいました。
そこで被リンクが貼られるサイトの質も良ければ、リンク先のサイトの質も良いと判断されるようにアップデートされたのです。
最後が「コンテンツの質を高める」ことです。
先ほど少しお話したように、Googleはユーザーの利便性を一番に考えています。
つまりコンテンツがユーザーにとって分かりやすく、一次情報的(情報が新鮮かつ正しい)であることが重要なのです。
この一次情報的というのは
「オリジナリティがある」とも言えますね。
ですので単に色んなサイトからの情報をコピーしてきただけのサイトは質が低いとみなされます。
参考にしたとしても、必ず自分の言葉に書き直しましょう。
内部対策は上記したように「クローラーにサイトの情報が適切に伝わるようにサイト内部を整える」ことです。
また内部対策には主に「サイトの内部設定としてしておくべきもの」と「記事で使っておくべきもの」の2種類があり、今回はそれらの中で必ずしておくべき7つをご紹介します。
ただその対策の中にはサイトを構成するHTMLの知識が必要なものが多いです。
サイト運営において、SEOで必要なものを実装するためにカスタマイズが必要な時は少しでもHTMLの知識があった方が楽になります。
ですのでProgateやドットインストールといったプログラミングサイトで初級だけでも良いのでHTMLの使い方に触れておきましょう。
無料の範囲でも基礎が学べるのでおすすめですよ。
まずはXMLサイトマップの作成です。
そもそもサイトマップとは、サイトの構造がわかりやすいように1つにまとめられたページのことを指します。
そして特にユーザーの利便性を追及するために用意されたものを「HTMLサイトマップ」と言います。
対して「XMLサイトマップ」は各ページのURLやカテゴリ、更新日時などが記述されていて、クローラーへより適切に情報を伝えるためのものです。
HTMLサイトマップだけでもクロールしてもらえますが、XMLサイトマップがあればそれも参考にしてページを巡回してくれるということですね。
ですがXMLサイトマップを自分で作成し、ページを追加したときに随時送信するのは結構な手間です。
WordPressであればXMLサイトマップを自動で生成し、定期的に送信してくれるプラグインがあり、簡単に設定できるのでおすすめです!
パンくずリストとは、今自分がどの階層にいるかわかりやすく表記したものです。
ユーザー側のメリットとしては、トップページ以外のページ(記事など)からサイトに入ってきたときに自分が今どの位置にいるのか視覚的にわかります。
ですので同じジャンルの別記事を読みたい時などは、1つ上の階層のページに飛べばよいだけなので、とても便利ですよね。
同様にクローラー側から見ても、特定のページがどのページと繋がっていて、階層としては上位なのか下位なのかを知ることができるので、SEOにおいてもメリットです。
はてなブログなどの無料ブログサイトでは、デフォルトでパンくずリストが設定されていることが多いです。
しかしWordpressでは使用しているテーマによってはパンくずリストがデフォルトで設定されていない場合があるので、その場合はプラグインを入れてパンくずリストを設定してください。
見出しタグには必ず上位表示したいキーワードを入れておきましょう。
見出しタグというのは
<h1></h1>,<h2></h2>,<h3></h3>
といったHTMLのタグのことで、これらのタグに囲まれた箇所には必ず上位表示させたいキーワードを入れておかなければなりません。
そもそも調べたいユーザー側からしても、タイトルや見出しにキーワードが無ければ、「このサイトは本当に自分が知りたいことが載っているのだろうか?」と疑問に思いますよね。
「このサイトには自分の求めていることが載っていない」と、ユーザーに思われないためにも必ずキーワードは入れましょう。
Googleのクローラー的にも、そのページとキーワードの関連性を見て評価しているので、見出しタグにキーワードは必須です。
コンテンツを書いていると別のサイトから言葉を引用したい時がでてきますよね。
その時は必ず引用部分を
<blockquote cite=”引用元のURL”>
引用部分
</blockquote>
で囲みましょう。
<blockquoteの書き方>
サイト上で表示するとこんな感じになります。
もしこのタグを使わずに引用していたら、クローラーにコピーコンテンツだと思われ、評価が下げられてしまいます。
「blockquoteタグ」を使うことでクローラーに「これは引用だ」と思ってもらえるのです。
wordpressやはてなブログでは記事を書く際、エディタ画面にデフォルトで下の画像の赤丸で囲った引用ボタンがあると思います。
これを使って引用すれば間違いないですが、もしWordPress以外のツールでサイトを運営しているのであれば、テキストエディタから手作業で引用部分を<blockquote></blockquote>で囲みましょう。
加えて法律的に違反にならないために、引用した文章の右下などにそれが引用であることも明記しておきましょう。
画像を引用したい場合もあると思いますが、その場合は基本 “blockquoteタグ” を使いません。
(ページ上部のグラフでは、引用方法の一例として使っています)
画像が引用であることをしっかりと明記しておくだけで大丈夫です。
しかしオリジナルコンテンツとして見せかけてはいけません。
まずおさらいとして
内部リンクは
「同サイト内の別ページに飛ぶリンク」で
外部リンクは
「外部のサイトに飛ぶリンク」
のことを指します。
(厳密にいえば「外部リンク」は「発リンク」と言います。)
具体的に内部リンクの最適化でしておきたいのが「アンカーテキストは『こちらの記事』や『この記事から』といった言葉を使わない」ことです。
例として
①アンカーテキストの意味を知りたい方はこちら
②アンカーテキストの意味をチェック
もし①で書いていたら②に直しておきましょう。
理由はクローラーがリンク先のページとの関連性を評価するからです。
「こちら」という単語と「アンカーテキスト」という単語に関連性は無いので、
リンクを貼り付けるテキストはリンク先のページを分かりやすく説明した文にしましょう。
そして外部リンクの最適化として気を付けたいことが以下の2つです。
・リンク切れを起こしていないか
・リンク先サイトがペナルティを受けていないか
つまりリンク先サイトの質が良いかも見られているということです。
ちなみにリンクチェッカーを使えば、1つのURLでそのサイト全てのページに貼ったリンクがリンク切れを起こしていないかを確かめられますよ。
画像の名前も「1.jpg」や「a.png」といった簡易的な名前にするのではなく、記事と関連性のある名前をつけましょう。
Google画像検索では画像についた名前も判断の基準と言われているので、画像検索でボリュームの多いキーワードを設定すれば、そこからの流入も増えるはずです。
また画像には “alt 属性” をつけておきましょう。
“alt 属性” とは画像につける説明文のようなもので、ユーザーがブラウザで画像を表示させない設定にしていた場合に、その画像の代わりに表示されるものです。
また、画像をクリックすればリンク先に飛ぶ「画像リンク」であった場合、画像が表示されなければ “alt 属性” で設定したテキストにリンクが貼られ、アンカーテキストになります。
まずそもそもの話として、1つのドメインに対してクロールされるページ数には限りがあります。
ですのであまり重要でなはいページへのクロールは制限して、クロールの効率化が必要です。
例えば「404エラーページ」や「削除したページ(410)」などがクロールして欲しくないページに当てはまりますね。
そんな時に “robots.txt” や “noindex” が必要になりますが、それぞれに違いがあり使い分ける必要があります。
まず “robots.txt” は特定のページをクロールしないようにしたり、sitemap.xml の場所を教えてクロールを促したりすることができるのに対して、“noindex” は特定のページをインデックスしないものです。
つまり前者は単にクロールの優先順位を伝えてクロールの効率を図るものなので、どのページも検索結果には表示されますが、後者はインデックスしないので検索結果に表示されなくなります。
ちなみに “noindex” はクロールも検索結果に表示もさせたくないページのhtml headerに
<meta name=”robots” content=”noindex”>
を加えればインデックスされなくなります。
Googleのクローラーである「googlebot」にだけインデックスして欲しくない場合は
<meta name=”googelbot” content=”noindex”>
と記述しましょう。
“robots.txt” を使いたい場合は、Wordpress であればプラグインがあるのでそちらを使ってください。
外部対策は上記したように「被リンクの質と量」が大切です。
以前までは被リンクの量だけが重要だったので、質の低いサテライトサイトでリンクを量産したりや被リンクを扱う業者からたくさんの被リンクを得たりするだけで簡単に上位に上がりました。
ですが今それをしてしまえばGoogleからペナルティを受けて、上位表示されなくなってしまうので気を付けましょう。
そしてもしサテライトサイトを検討されるのであれば、そのサイトもしっかり作りこんで質を高めてください。
では最新の外部対策として絶対にしておいた方が良いことは何でしょうか?
それが以下の3つです。
・ソーシャルボタンの設置
・SNSを運用しリンクを貼る
・Search Consoleで被リンクを確認
1つ目が「ソーシャルボタンの設置」です。
ソーシャルボタンとはサイトの上部や下部でよく見かけるSNSなどのアイコンボタンのことです。
今やTwitterやFacebookなど、他の人とインターネット上で気軽にコミュニケーションが取れるSNSがたくさん出てきましたよね。
加えてこれらのSNSによって情報の拡散がしやすくなりました。
もし何かの記事やサイト自体が爆発的に伸びそうな場合、ユーザーがそのページをすぐに拡散できるようにサイトを整えておくことが重要です。
ちなみに勘違いする方がいるので言っておきますが、ソーシャルボタンは拡散のためのボタンなのでリンク先はSNSの投稿ページになっています。
あなたのサイトやあなた自身のSNSプロフィールに飛ばすものではありません。
しかし必ずしもSNSプロフィールに飛ばしてはいけないわけでもないので、自由と言えば自由です。
また自分でSNSを運用してサイトへのリンクを貼るのも有効的です。
コンテンツが良質であればあるほど、自分がリンク付きで投稿したものが火種となって色んな人にシェアしてもらえるかもしれません。
しかもSNSは無料です。
見込み客となるかもしれない見ず知らずのたくさんの人に、広告を使わずに情報を届けることができるのに使わない手はありません。
是非運用をしておきましょう。
Google Search Console ではどのページが被リンクを受けているかを調べることができます。
それを使ってどのようなジャンル、内容のものが被リンクを受けやすいかが分かれば、それを参考にして被リンクを受けやすいコンテンツを予測して書くことができますよね。
このようにコンテンツ制作の際の補助にもなるので、是非活用しましょう。
こちらの記事で、被リンクについて詳しく解説しております。
今まで内部対策と外部対策の具体的な内容について触れてきましたが、それよりも重要なのが「コンテンツの質の高さ」です。
ではどのようなサイトが「質が高い」といえるのでしょうか?
その前にまず「質が低い」といわれるサイトがどんなものかを知っておきましょう。
質が低いサイトとは
・他のサイトからコンテンツを引っ張ってきただけのまとめサイト
・他のサイトから文章をコピペをしたサイト
・情報が古いままのサイト
・正確性に乏しいサイト
が当てはまります。
ここに当てはまらなければGoogleからペナルティを受ける可能性は限りなく低くなります。
もっと言うとこの逆のサイトが「質の高いサイト」となるわけです。
サイトの専門性が高ければ高いほど、そのサイトのページは上位表示されやすくなります。
なぜなら1つのテーマに絞った記事を書けば書くほどそのテーマに関連するキーワードが増えて、Googleに「このサイトは専門的だ」と判断され上位表示されやすくなるからです。
ただ、雑記ブログなどでも上位表示される可能性はあります。
それは雑記ブログとして書いた記事の特定のジャンルが秀でていた場合です。
結局どちらにせよ専門性が高いに越したことはないので、コンテンツを作る際は専門性を意識しましょう。
情報は時間が経てば古くなります。
記事を書いた当時はどれだけ専門性が高かったとしても、時間が経って新しい事実が発見されたり更新されたりしたらその情報は古くなってしまいますよね。
そもそも人は新鮮な情報を求めています。
もし記事の情報が古いと感じたらその都度、リライトして内容を更新していきましょう。
「質の低いページ」とは公開してしばらく経つのにアクセスがとても少ないページのことです。
もしそのようなページがあった場合は次の対処を取りましょう。
・そのページがまだ必要だと思ったらテキストを追加、もしくはリライト
・もう100%いらないと思ったらサイトから削除
・サイトから削除できなければ “noindex” をヘッダーに記述してインデックスから削除
何にせよクローラーに質の低いページをインデックスさせないことが重要です。
もうご存じの方も多いと思いますが、SEO対策で必ず使うツールをご紹介します。
「キーワードプランナー」はGoogleにおいてキーワードが1か月の間にどのくらい検索されているかを調べることができるツールです。
元々はGoogleで検索連動型広告を入稿したいときに利用するものなので、Google広告に登録しなければ使うことができません。
ちなみにこちらがキーワードプランナーの画面です。
こちらのアカウントでは実際にGoogle広告で広告運用をしているので、月間検索ボリュームの数値を細かく見ることができます。
しかし広告を入稿していなければ機能が制限されて、おおよそのボリューム数しか分かりません。
<無料の場合>
広告を入稿する際に入金が必要なのですが、この入金を行えば制限が解除されて数値を細かく見ることができるようになりますよ。
goodkeyword は上位表示したいキーワードの「サジェストキーワード」を提示してくれるツールです。
サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力した際に表示される、合わせてよく検索されるキーワードのことで、記事に盛り込むことで複数のキーワードからの流入が見込めるようになります。
上位10キーワードまでを記事の中に散りばめると良いと言われているので、是非ご活用ください。
Google Analytics はサイトのアクセス数やユーザーの情報などを自動で取得してくれる分析ツールです。
ページの離脱率や滞在時間なども分かるので、コンテンツを作る際にとても役立ちます。
またコンバージョン設定をすることもできるので「どのページからどのくらいのお問い合わせ、または購入があった」なども分かるようになりますよ。
Google Search Console はユーザーが何のキーワードで調べてページに訪問したかが分かるツールです。
上位表示できている流入キーワードが分かるので、タイトルや中身のリライトをする際によく使われます。
また、上記したようにどのページに被リンクが多いかも確認できるのでSEO対策として使わない人はいないです。
これら4つはSEO対策において必須のツールとなります。
登録が必要なものが多いですが、必ず登録して使えるようにしておきましょう。
Googleも日々アップデートを重ねているので、SEO対策も日々やることが変わっていくのが現状です。
ですがSEO対策において「ユーザーに質の高いコンテンツを提供する」という本質は変わらないでしょう。
今回ご紹介したSEO対策は基礎中の基礎となりますので、これらの設定は大前提として終わらせたうえで良質なコンテンツを作るようにしましょう。
こちらの記事ではSEOにおいて効果的なキーワード選定の仕方とキーワード配置の方法をご紹介しております。
そして余談にはなりますが、弊社では2年で月間120万PVまで至ったメディアサイトの運営も手がけており、SEO対策のノウハウがあります。
もしSEO対策でお困りの方がいらっしゃいましたら、ご相談からでもかまいません。是非一度、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
「WEB担当になってホームページのアクセス増やしてよ」
「メディアサイトの運営任せたよ」
って言われたけど何から始めたら良いかわからないし、そもそもWEB担当者がどんな仕事をするか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はWEB担当者の仕事内容やどんなスキルがあるとよいかをご紹介していきます。
実は「WEB担当者」という職業に
明確な定義はありません。
というのも、WEBサイトを作ったり、サイトアクセスを増やす施策を考えたり、WEB上の広告を扱ったりと、その仕事内容は多岐にわたるからです。
ですがこれらの仕事には共通して
「目的や成果のためにWEBを使って様々な施策を打ち出す」という認識があります。
加えて理解しておかなければならないことが
サイトの種類です。
インターネット上にはたくさんのサイトがありますが、それらは主に以下の5種類に分かれています。
例えばWEB担当者として運営を任されたのが会社のホームページであれば
それは「コーポレートサイト」であり
情報を提供する記事を量産して集客をするサイトの運営を任されたのであれば
それは「メディアサイト」です。
これからあなたが担当するサイトはどれに当てはまったでしょうか?
まずは自分が担当するサイトの意味を知って、仕事への理解を深めましょう。
もし急に前任のWEB担当者が辞めて自分が担当することになったとしたら、まず何から始めるのがよいのでしょうか?
結論から言うと
「することは会社によって様々」です。
ですので、あなたの会社の状況に置き換えてこの先も読み進めていってください。
WEBサイトはどれも集客や採用、広告収入を得るなど様々な目的の元運営されています。
例えば
などのいろんな目的がありますが
あなたの会社のサイトも何か目的があって運営されているはずです。
まずはWEBサイトを運営する目的を明確にし、理解しておきましょう。
次に把握しておかなければならないのが
運営体制とサイトの課題です。
基本的にサイトの運営には、目に見えずともたくさんの人が関わっています。
例えば
サイト制作やシステム管理をするプログラマー
サイトデザインを作るデザイナー
記事を書くライター
などです。
そして彼らは自社にいるのか、それとも外部委託なのかも知っておかなければなりません。
もし前任者がいたら、そのような運営体制や自分がどのような立ち位置で仕事をするのかしっかりと引き継いでおきましょう。
加えてWEBサイトの現状課題も把握しておく必要があります。
以下に、WEBサイトにありがちな課題をあげてみました。
あなたが担当するWEBサイトの課題はどんなことでしょうか?
他にもたくさん課題となりそうなものはありますが、今自社で何が一番課題になっているのか優先度の高いものを出してみましょう。
すると「アレを調べないと」や「こんな施策はどうか?」などやるべきことが少し見えてくるはずです。
さて、今までのことを踏まえたうえで
WEB担当者が主に行う仕事内容を見てみましょう。
WEB担当者の仕事はおおまかに以下の3種類に分かれています。
では、それぞれ詳しく見てみましょう。
「WEBマーケティング」が一番広い部分をカバーする内容で、他の2つもここを理解しておく必要があります。
そもそもマーケティングとは
「売れる仕組みづくり」のことですが
名前の通りその仕組みをWEB上で作るのがWEBマーケティングです。
WEBサイトへの訪問者を増やし(集客)、訪問者に商品やサービスを買ってもらい(顧客化)、常連になってもらうこと(ファン化)を目的にしています。
そのためにサイトをリニューアルしたり、SNSを駆使した施策を考え自分で実行したり、その業務を外部委託したりと仕事内容は様々です。
そもそもサイトを用意していなければ、サイト制作から始めなければなりません。
基本的にはWEB制作会社に制作を依頼することが多いですが、プログラミング知識がなくてもWEBサイトを作れるサービスもあります。
ですので予算と目的達成までの日数を考慮してどうするか選ぶとよいでしょう。
WEBサイトの強みは
「広告を打たずに集客ができる」ことです。
ただそのためにはユーザーが見たいと思うコンテンツ(ページ)をたくさん用意しなければなりません。
そしてユーザーが他のページも見てくれるようなサイト設計を考えたり、追加したコンテンツはどんな効果があったのか分析して次に活かすことも必要です。
サイトの種類によって追加するコンテンツは大きく変わると思うので、自社の商品やサービスをよく理解してコンテンツを企画しましょう。
ここまで読んでいただいた方は
「WEB担当者」のイメージが大分ついてきたのではないでしょうか?
そこでWEB担当者のあなたが、さらに仕事が円滑に、且つうまくいくようにする
3つのスキルを紹介します。
ご存じの通り
オンラインでは対面接客ができません。
つまりユーザーに会社や商品の良さを伝えるメインは「言葉」です。
どんな言葉だとユーザーの心が揺さぶられるのか、行動を起こしてくれるのかを考え続ける必要があります。
そのために伝わりやすい文章を書く
ライティングのスキルが必要です。
自分で記事を書いたり、Twitterで発信し続けたりなどアウトプットを継続することでこのスキルは身につきます。
もしあなたにプログラミングの経験がないのであれば、プログラミングの基礎知識は必要です。
ページ内で文字を装飾したり、画像と文字の間に余白をつけたりなど、ページの見せ方の幅を広げることができます。
また、サイトで実装できる機能にどんなものがあるかある程度イメージできるのでプログラマーとの意思疎通が図りやすくなるのもメリットです。
同様にデザインの基礎知識があれば、自分で簡単なボタン(バナー)を作ったりイメージ画像を作ることができます。
また、もし他にデザイナーがいるなら、作りたいイラストイメージをより明確に言葉で伝えることができ、納品も早くなるでしょう。
ここまでは全てWEB上で行う施策や仕事内容だけに触れてきました。
ですが、WEB担当者が最終的に目指す目標は
「会社と顧客(または顧客になりそうな人)との接点を増やし関係を深めること」です。
WEB担当者はそれをWEB上で行おうとしているに過ぎません。
大切なのは会社全体としての目標を達成すること。
もしWEB上での施策がどれも上手くいかないのであれば、チラシやイベントなどオフラインの施策でも良いんです。
目的を見失わずに視座を高めて仕事をすることを心がけましょう。
いかがでしたか?WEB担当者を自分にあてはめた時の仕事内容はイメージできたでしょうか?
WEB担当者の仕事は多岐にわたる分、今の仕事が本当にすべきことなのか見失いがちになります。
ですのでいつも目的を意識したWEBサイト運営を心がけるようにしましょう。
余談にはなりますが、WEB担当者になるとSEO対策のことも考え始めるのではないでしょうか。
こちらの記事ではSEO対策について詳しく解説しております。
是非参考にされてください。