Amazon出品者なら絶対に知っておくべき「手数料」について解説します。
「思わぬところで手数料が発生していたがために利益がない…!」という状況に陥らないように、しっかり手数料について把握しておきましょう。
Amazon出品における手数料は大きく3つに分けられます。
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・出品プラン別の手数料
・販売手数料
・FBA手数料
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「選択している出品プラン」
「販売している商品」
「FBA利用の有無」
によって売上における手数料の割合は変わります。
自分が販売する商品がどのくらい手数料がかかるのかしっかり把握した上で、
利益率を計算しましょう。
それぞれの手数料について具体的に解説していきます。
Amazonには「大口出品」「小口出品」という
2つの出品プランがあります。
自分の売り方に合った適切なプランを選択しましょう。
大口出品で発生する基本手数料は、
月額登録料金:4,900円(税抜)です。
小口出品においては月額登録料ではなく、
1商品につき100円(税抜)の成約料が発生します。
月に50点以上販売する商品であれば、
大口出品への登録がおすすめです。
▼以下の記事で大口出品と小口出品との違いについて詳しく解説しています。
「どちらを選択したらいいのか分からない…」
「出品プランを切り替えるか迷っている…」という方はぜひご覧ください!
Amazonで販売する商品はジャンル別に「販売手数料」が発生します。
自分が出品する商品の販売手数料を確認しておきましょう。
▼販売手数料一覧
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/G200336920
「1商品あたりの売上合計」は、
商品単価・配送料・ギフト包装料を含めた価格のことです。
現在期間限定で一部のカテゴリにおける販売手数料の引き下げが
実施されています。
引き下げ期間が終了すると販売手数料が変わる可能性があるため
利益率の計算などに注意が必要です。
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<期間>
① 2019年9月1日(日)00時00分 ー 2021年2月28日(日)23時59分 (*1)
② 2019年3月1日(日)00時00分 ー 2021年2月28日(日)23時59分 (*2)
<対象商品>
・「ビューティ」「食品&飲料」「ドラッグストアカテゴリー」
売上合計が1,500円以下の商品:10%から8%に引き下げ。
売上合計が1,500円を超える商品:10% (*1)
・「ベビー&マタニティ」「ペット用品」
売上合計が1,500円以下の商品:15%から8%に引き下げ。
売上合計が1,500円を超える商品:15% (*1)
・「ホームカテゴリーの家具」
売上合計が20,000円を超える部分:15%から10%に引き下げ。
売上合計が20,000円以下の部分:15% (*1)
・「ジュエリー」
売上合計が10,000円を超える部分:15%から5%に引き下げ。
売上合計が10,000円以下の部分:15% (*1)
・「腕時計」
売上合計が10,000円を超える部分:15%から5%に引き下げ。
売上合計が10,000円以下の部分:15% (*1)
・「服&ファッション小物」
FBA/マケプレプライムで出荷された注文の売上合計が
3,000円を超える部分:15%から8%に引き下げ。
自社出荷された注文の売上合計が3,000円を超える部分:15%
売上合計が3,000円以下の商品:15% (*2)
・「シューズ&バッグ」
FBA/マケプレプライムで出荷されたで出荷された注文で売上合計が
7,500円を超える部分:15%から5%に引き下げ。
売上合計が7,500円以下の部分:15% (*2)
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メディア商品の販売においては、
大口出品および小口出品のいずれの場合も
商品ごとにカテゴリー別成約料が発生します。
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本:80円
CD・レコード:140円
DVD:140円
ビデオ:140円
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販売SKU数が月に200万点を超えた場合(メディア以外)は
追加で1SKUごとに0.05円の手数料が発生します。
手数料は200万点を超過した分に適用。
たとえば、販売SKU数が合計で400万点になった場合、
手数料は(2,000,000 SKU × 0.05円)=100,000円になります。
大量出品手数料は、月単位における算出です。
FBAを利用する商品には「FBA手数料」も発生します。
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・配送代行手数料
・在庫保管手数料
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基本的な手数料は上記の2つです。
それぞれについて具体的に見ていきましょう。
注文商品の梱包、配送、カスタマーサービスに対して課金されるもの。
寸法と重量によって金額が変わります。
商品サイズ(体積あたり)と保管日数で計算されるもの。
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<小型・標準サイズ>
■1月~9月
5.160円✖ [商品サイズ (cm3)] / [10cmx10cmx10cm] ✖ [保管日数] / [当月の日数]
■10月~12月
9.170円✖ [商品サイズ (cm3)] / [10cmx10cmx10cm]✖ [保管日数] / [当月の日数]
<大型・特大型サイズ>
■1月~9月
4.370円✖ [商品サイズ (cm3)] / [10cmx10cmx10cm]✖ [保管日数] / [当月の日数]
■10月~12月
7.760円✖ [商品サイズ (cm3)] / [10cmx10cmx10cm]✖ [保管日数] / [当月の日数]
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軽くて販売価格が安い商品は「FBA小型・軽量商品プログラム」に
登録することをおすすめします。
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・商品重量が950g以下
・商品寸法が3.3cm x 30.0cm x 35.0cm以下
・販売価格が1,000円以下
・過去4週間で出品者出荷およびFBAで25個以上の販売実績
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上記の条件を満たす商品は
こちらのURLより登録が可能です。
▼「FBA小型・軽量商品プログラム」登録
https://sellercentral.amazon.co.jp/fba/programs/snl/feeds?ref_=asjp_fba_snl_jplp_enroll2&ld=NSGoogle
FBAにおいては基本料金以外にも
状況に応じて発生する手数料があります。
FBAに保管している商品を返送してもらいたい、
または破棄してもらいたい時に発生する手数料です。
FBAでは、毎月15日に在庫のチェックが実施されます。
在庫チェック実施日に、FBAでの保管期間が365日を超えた在庫は、
長期在庫保管手数料が発生。
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10cm × 10cm × 10cmあたり17.773円
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手数料としてはそれほど高額ではありませんが、塵も積もれば山となります。
定期的に保管料をチェックして
価格を下げる、返送/破棄依頼を行うなどの早めに売り切る工夫をしましょう。
FBAにおいては、梱包要件などを満たさずに倉庫に商品を発送した場合、
倉庫内で納品不備受領作業を行うことで商品を販売可能にします。
FBAラベル貼付サービスに登録すると、
Amazonが倉庫において要件を満たした商品にラベルを貼付します。
手数料はラベル貼付対象となる商品のサイズによって変動。
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<小型サイズの商品>
・条件:25x18x2cm以下、250g以下
・ラベル1枚あたりの手数料(税込):20円
<標準サイズの商品>
・条件:45x35x20cm以下、250g以上9kg以下
・ラベル1枚あたりの手数料(税込):20円
<大型サイズの商品>
・条件:45x35x20cmを一辺でも超えた場合、9kg超
・ラベル1枚あたりの手数料(税込):51円
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FBA梱包準備サービスとは、
FBAを利用して販売する商品の梱包をAmazonが代行するサービスのこと。
<商品ラベル貼付サービス>
・小型、標準サイズ:20円
・大型、特大型サイズ:51円
<袋入れ>
・小型、標準サイズ:25円
・大型、特大型サイズ:92円
<テープ貼り>
・小型、標準サイズ:20円
・大型、特大型サイズ:51円
<エアキャップ>
・小型、標準サイズ:51円
・大型、特大型サイズ:143円
以下がサービスを利用できる商品の条件です。
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・商品サイズ:小型、標準、大型(特大型は不可)
・コンディション: 任意(新品、中古品、コレクター品、再生品
・商品のそれぞれにスキャン可能なバーコード
(ISBN、UPC、EAN、またはJAN)が付いている必要がある。
バーコードは、破れや汚れがあったり、
読めない状態であったりしてはいけません。
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以下の記事でFBAの利用方法やメリットまで詳しく解説しています。
ぜひご覧ください!
クーポンを発行している商品は
1回の引き換えにつき60円(税抜)の手数料が発生します。
ユーザーがAmazonに支払う代引き手数料。
ペイメント上には計上されますが、実際は±0円となる手数料です。
ユーザーがAmazonに支払う配送料。
代引き手数料チャージバックと同様に、ペイメント上では計上されますが、
実際は±0円となります。
今回はAmazon出品において把握しておくべき手数料について解説しました。
利益率などを計算する際にぜひ参考にしてくださいね。
手数料を把握した上で出品方法も知りたいという方は
コチラの記事もご覧ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
「FBA発送を使ってみたいけど仕組みがよくわからない….」とお悩みの方必見です。
今回はメリットから初めてFBAを始める方にとって嬉しい特典まで、
知っておくと得する情報を1つ1つ丁寧に説明していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
Amazonから購入する時、発送元について考えたことはありますか?
実は発送元は出品者の業務だけでなく、
ユーザーへの購入にも影響を与えるもの。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、Amazon出品の発送方法には主に以下の2種類があります。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、
出品している商品の種類や価格に合わせて適切な発送方法を選ぶことが大切です。
今回の記事では「FBA発送」について詳しく見ていきます。
「自己発送」についての記事も更新予定です。
ぜひ楽しみにお待ちください!
そもそも「FBA」とはどういう仕組みなのでしょうか?
「Amazonに発送を依頼する」というイメージを持たれている方も多いのでは?
この認識も間違いではないのですが、
発送以外の業務もAmazonに委託することができます。
詳しく見ていきましょう!
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「FBA」:「フルフィルメント by Amazon」
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「フルフィルメント」は、
通信販売における一連のプロセス全体のことです。
<販売・商品の保管・注文処理・出荷・配送・返品対応・カスタマー対応>といった、
お客様にお届けするまでの通信販売の流れをイメージしてみてください。
「FBA」は、
この業務全般をAmazonに委託する仕組み。
とても便利なサービスですね。
FBAを利用している販売事業者を対象とした調査結果では、
75.5%の販売事業者が
「FBAを利用開始後、利用前と比較して売上が向上した」と回答。
実際に弊社が運用代行を行っているクライアントさんも、
ほとんどがFBA発送を利用しています。
「3.FBA発送の6つのメリット」でも説明しますが、
FBA発送はメリットがたくさんあり、
売上アップのための施策の1つです。
FBAを使用する際の流れは以下の通りです。
①FBAに登録
以下のページよりFBAの登録を行います。
▼登録ページ
https://services.amazon.co.jp/services/fulfillment-by-amazon.html
②Amazonの倉庫に商品を発送
規定に沿って商品をAmazonの倉庫に発送します。
FBAがどういうものか理解できましたか?
次にFBA発送の6つのメリットを説明します。
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①Amazonプライム対象商品になる
②Amazonブランドで出品できる
③業務負担が軽減する
④検索結果の表示が上位になる
⑤ショッピングカートボックスの獲得率アップ
⑥様々な決済方法に対応し、
ユーザーに買いやすさをアピールできる
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それぞれについて詳しく見ていきましょう。
「2-1.FBAマルチチャネルサービスとは?」でも述べたように、
お急ぎ便・当日お急ぎ便など、Amazonプライム会員のお客様が無料で利用できる配送特典の対象となります。
価格やレビュー数が同じくらいで、配送スピードが早い商品と遅い商品とではどちらを購入したいと思いますか…?
もちろん配送が早い商品ですよね。
このように、配送のスピードは購入における判断軸の1つです。
FBA発送で対策をすることで、お客様の満足度にもつながります。
また、FBAは24時間365日稼働しているため、緊急の対応もいつでも可能です。
プライム会員の多くは、発送元がAmazonであることのチェックを行います。
最終的に「Amazonが発送を行っているかどうか」を購入の判断軸とするのです。
Amazonから発送されるという表記があるだけで、
プライム会員だけでなく、お客様全体の信頼や安心感につながります。
配送の業務にばかり時間を割いてしまうと、
商品力構築に使う時間が少なくなりますよね。
FBAに登録して出荷から配送、カスタマー対応までAmazonに委託することで、
商品企画・マーケティングなどのその他の業務に力を注ぐことがで可能です。
FBA商品は優先的に検索結果で上位表示されます。
図は「酵素 サプリ」と検索した際の上位商品です。
広告の次に表示されているものがFBA商品であることがわかりますね。
上位表示されることで商品詳細ページへのアクセスもアップし、
売上につなげることができます。
Amazon内のSEOについての詳細はこちらで詳しく説明しています。
ぜひご覧ください!
FBA商品は優先的にカートを取得することが可能です。
カート取得率を高めることで、ユニットセッション率や売上がアップする可能性が高まります。
Amazonで出品をするにあたって、
ショッピングカート取得率についての知識はマストです。
支払方法を増やすことも、お客様に購入していただくための大切な施策です。
お客様に合った支払方法がないことが原因で離脱を促してしまうのは、
とてももったいないこと。
FBA発送の商品は代引き対応可能です。
クレジットカードを持っていないお客様にもアプローチでき、
支払いによる機会損失を減らすことができます。
Amazonに発送を委託する場合、
商品の状態をすぐ確認することができないことがデメリットとしてあげられます。
また、「商品のパッケージにシールを追加したい!」と思い立っても、
Amazonの倉庫に送られた商品のコンディションを簡単に変更することはできません。
実際に下記のようなアクシデントが考えられます…!
FBA倉庫に発送した後の確認はAmazon側に委託することになるので、
事前の確認をしっかり行う必要がありますね…!
FBA発送は、自己発送においては発生しない
手数料がかかります。
基本的なFBA料金は以下の2つです。
月額の固定費はかかりませんが、
商品ごとに手数料が発生します。
1つずつ詳しく見ていきましょう!
■配送代行手数料
注文商品の梱包、配送、カスタマーサービスにおける料金です。
配送代行手数料は全国一律なので、
自己発送費よりコストを抑えられる可能性があります。
商品の大きさによって手数料が変動するため、
上の表を参考にしながらシミュレーションを行ってみてください。
■在庫保管手数料
商品サイズ(体積あたり)と保管日数で日割計算されるものです。
(保管日数:FBAに商品を保管した日から、購入者へ商品を出荷した日まで)
その他追加で発生する手数料についても見ていきましょう!
■FBA梱包準備サービス
梱包は意外と時間や手間がかかるものですよね。
「FBA梱包準備サービス」とは、
FBAを利用して販売する商品の梱包をAmazonが代行するサービスです。
商品を適切に梱包、準備することにより、受領時の遅延を軽減することができます。
■長期在庫保管手数料
FBAでは毎月15日に在庫一掃チェックが行われます。
その際に、Amazonフルフィルメントセンターでの保管期間が365日を超える商品に対して、
長期在庫保管手数料を請求。
長期保管手数料が発生する商品はセラーで事前にお知らせがあります。
随時チェックして、無駄な手数料をかけないように心がけましょう!
■返送・所有権の放棄手数料
「長期保管手数料がかかる」
「回転率が低い」
「再販に適していない」
これらの商品には、在庫の返送/所有権の放棄がおすすめです。
Amazonフルフィルメントセンターの在庫を返送または廃棄する場合、
返送/所有権の放棄手数料が発生します。
余剰在庫と費用のバランスを見ながら活用しましょう!
手数料をかけてFBAを利用しても利益が出るのか確認しておきたいですよね。
セラーセントラルには、
「FBA料金シミュレーター」という
無料でFBAのシミュレーションができるツールがあります。
シミュレーションを行って、手数料がかかった上で利益が出るか計算しておきましょう。
「FBA料金シミュレーター」では、
データを数字だけでなく、グラフで視覚的に確認することが可能です。
主に2種類の見積もり方法があります。
<FBA料金シミュレーターの利用手順>
1.セラーセントラルにログイン→fba料金シュミレーターにアクセス
2.ASINで商品を検索
3.必要な情報を入力
簡単見積もりの場合
詳細見積もりの場合
初めてFBAを利用する出品者には、下記の嬉しい特典が用意されています。
これを機にFBAに登録し、売上アップを目指してみませんか?
「FBAマルチチャネルサービス」とは、
Amazon以外で販売している商品のお届けまでの作業を、
Amazonが代行して運用する物流サービスのこと。
登録することで、販売経路ごとに商品を管理する必要がなくなります。
Amazon以外で販売している商品をFBAに登録することには、
どんなメリットがあるのでしょうか?
今回は3つピックアップして説明します!
「FBAマルチチャネルサービス」に登録した商品は、
Amazon以外で販売する際、お客様には無地の段ボールでお届けします。
ブランディングの点からも、無地であることは出品者にとって嬉しいポイントですね。
複数の販路で在庫を共有している場合に、
在庫の確保に困った経験はありませんか?
「FBAマルチチャネルサービス」に登録すれば、
注文を一時的に保留することができ、受注処理時の在庫の確保が可能です。
出荷をする際に特別な作業は必要ありません。
Amazonで出品している商品と同じように納品可能で、
セラーセントラルから出荷依頼ができます。
FBAについて詳しく理解できましたか?
FBAは購入者にとっても出品者にとってもたくさんのメリットがあります。
ぜひFBAを活用して売上アップを目指しましょう!
以下の記事でAmazonにおける出品について詳しく説明しています。
ぜひご覧ください!
このブログを書いているHide&Seekは、
Amazon、楽天、yahoo!の運営代行を行っている福岡の会社です。
40社以上のAmazon運用代行を行っております。
「ECモールに出店したいが、リソースを割く余裕がない」
「あくまで自社モールに優位性を置いた上で、販路を増やしていきたい」
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最後までお読みいただきありがとうございました!