スポンサープロダクト、スポンサーブランド、スポンサーディスプレイ、AmazonDSP…。
いくつか存在するAmazon広告の中でも、
今回は「スポンサーディスプレイ広告」について解説から運用のコツまで分かりやすくまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
スポンサーディスプレイ広告は3種類のターゲティング方法に基づいて配信される広告です。
スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告とは異なる場所に表示されます。
クリック課金(CPC)もしくはインプレッション課金(CPM)のいずれかで設定可能です。
スポンサーディスプレイ広告を出稿するための条件は2つあります。
この2つの条件を満たしていなければスポンサーディスプレイ広告は使用できません。
1つは大口出品であることです。
出品者はAmazonへ商品を出品する際、「大口出品」と「小口出品」という2つの出品方法から選びます。
スポンサーディスプレイ広告は大口出品者のみ使用できる広告です。
大口出品と小口出品についてはこちらをご覧ください。
もう1つはブランド登録を行っていることです。
ブランド登録を行うと、Amazonがブランドを保護してくれます。
ブランド登録には商標の取得が必要です。
商標の取得は半年から1年ほどかかるため、以前はブランド登録にかなりの時間を有していました。
しかし、Amazonの新サービスである「IP Accelerator(商標登録促進)」により、
商標が完全に取得される前であってもブランド登録が可能になったのです。
ブランド登録はスポンサーディスプレイ広告を使用できるようになる以外にも様々なメリットがあるので、
登録していない方はぜひ登録しておきましょう。
スポンサーディスプレイ広告を回すメリットはいくつかあります。
スポンサーディスプレイ広告は主に以下の枠に表示されます。
商品ページ
<パソコン>
<スマホ>
ユーザーが商品を購入するときに目に止まりやすい購入ボタンの周辺に表示されます。
そのため、購入に迷っているユーザーを誘導したい商品ページへと促すことが可能です。
スポンサーディスプレイ広告はスポンサープロダクト広告と違い、
ブランド登録を行っていなければ使用できないため使用可能な出品者が限られます。
そのためスポンサーディスプレイ広告を使用しているセラーは少なく、
比較的容易に表示させることが可能です。
スポンサーディスプレイ広告は、ユーザーの購買行動に沿って、
自社が販売している商品に興味を持っているユーザーを
追跡して表示させる(リターゲティング)機能がついています。
スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告にはついていません。
対して、スポンサーブランド広告は以下のデメリットがあります。
Amazonが自動で広告の最適化を行うため、手動でキーワードやASINの切り出しと除外ができません。
そのため、無駄に広告費を消化してしまう可能性があります。
無駄な広告費をかけないためにも、日々作成した広告キャンペーンを見ておきましょう。
実際にスポンサーディスプレイ広告を設定してみます。
ターゲティングには2種類あります。
▼商品ターゲティング
ターゲットに設定する商品をユーザーが見るとそのユーザーに対してリターゲティングするというもの。Amazon内に広告が表示されます。
▼オーディエンス
ユーザーの購買行動をAmazonが分析しターゲティングするもの。
スポンサーディスプレイ広告では
入札額を「ダウンのみ」「アップとダウン」「固定」など複数から選択できません。
「アップとダウン」のみです。アップでは設定した入札額の最大300%まで上がります。
(例:100円を入札額として設定した場合、最大400円まで引き上がる)
また、入札額の最適化には3種類ありそれぞれの詳細は以下の通りです。
▼ビューアブルインプレッションに合わせた最適化
広告の関心が高いユーザーに対してインプレッションされるよう最適化します。
1000件のインプレッションごとに設定した入札額が課金されるのです。
※入札額を3ドル未満に設定すると、広告が配信されないことがあります
▼ページの訪問数に合わせた最適化
広告のCTRに応じて入札額を最適化します。
CTRが低い→入札額が下がり露出減少
CTRが高い→入札額が上がり露出拡大
▼コンバージョンに合わせた最適化
広告のCVRに応じて入札額を最適化します。
CVRが低い→入札額が下がり露出減少
CVRが高い→入札額が上がり露出拡大
入札額を設定後の流れは④で「商品ターゲティング」を選択した場合と
「オーディエンス」を選択した場合で異なります。
<商品ターゲティングを選択した場合>
ターゲットとなるカテゴリや商品を選択します。
<オーディエンスを選択した場合>
オーディエンスには3種類あります。
▼Amazonオーディエンス
Amazonオーディエンスは下記の4つで構成されています。
インマーケット: 最近特定カテゴリの商品を購入したアクティブユーザーに対して、カテゴリごとでターゲティングできます。
ライフスタイル:広告運用者はライフスタイルごとでユーザーにターゲティング可能。ユーザーのライフスタイルは購買行動をもとにAmazonがカテゴライズします。
興味: Amazonはユーザーの購買行動をもとに、興味のあるカテゴリを分析します。ユーザーは興味ごとにカテゴライズされ、広告運用者は興味のカテゴリごとにターゲティング可能。
ライフイベント: 引っ越しや結婚など、人生の重要な節目に関わる活動を最近行っているユーザーにターゲティングします。
▼閲覧リマーケティング
広告の商品やその他の類似商品、商品カテゴリー、ブランドなどを閲覧したことのあるユーザーにリターゲティンします。
▼購入のリマーケティング
広告の商品やその他の類似商品、商品カテゴリー、ブランドなどを購入したことのあるユーザーにリターゲティンします。
クリエイティブがそのまま広告で表示されます。
基本的には商品画像、商品名、価格が表示され、表示場所によってはレビューも表示。
左上の「クリエイティブをカスタマイズ」を選択し「ロゴと見出しを追加する」を選択すると、
ブランドのロゴと見出しが設定可能。
商品の認知だけでなく、ブランドの認知にも役立ちます。
ロゴの要件
「カスタムイメージを追加する」を選択すると、商品を引き立てる背景画像を挿入することが出来ます。
カスタム画像の要件
「カスタムイメージを追加する」では、
広告が表示される場所に合わせて画像サイズを変更出来ず、表示場所によっては見切れてしまいます。
そのため、現状は「ロゴと見出しを追加する」の方がおすすめです。
今後は、改善されて表示場所ごとでカスタム画像サイズを変更できるようになると思われます。
最後に右下の「キャンペーンを作成」を押すと作成完了です。
スポンサーディスプレイ広告を回してみたいと思っている方は、
「商品ターゲティング」か「閲覧リマーケティング」がおすすめです。
広告を回す商品に、1度は興味を持っていただけた人に対してアプローチできるため、
CTRやCVRが高い傾向にあります。
実際、Amazonオーディエンスで回した時と比較してCTRが3~4倍ほど高いです。
スポンサーディスプレイ広告は売上をさらに拡大させたい中級者向けの広告です。
そもそもAmazonで広告を回したことがないという方は、
スポンサープロダクト広告から始めるをおすすめします。
Amazonで商品をもっと色々な人に買ってもらうためには
「広告」を回す方法も1つの手段です。
その中でもおすすめなのが、Amazon広告のひとつである
「スポンサープロダクト広告」。
今回は「もっと売上を上げたい!」と思っている方に
Amazonのスポンサープロダクト広告について詳しく説明します!
種類や用語の説明だけでなく、運用のコツも詰め込みました!
ぜひ最後まで読んでみてください。
スポンサープロダクト広告とは、Amazon広告の1つで
Amazon広告のどの広告よりも簡単に始めることができるため、
「すぐに広告を回したい!」という方にオススメの広告です。
Amazon広告の種類について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
スポンサープロダクト広告を使用するためには
以下の条件を満たさなければなりません。
参照:スポンサープロダクト広告よくある質問
https://services.amazon.co.jp/services/sponsored-products/top-questions.html
また、広告の費用対効果を確認するものとして
ACoS(売上高広告比率)という指標があります。
ACoSは、「(広告費÷広告費での売上)×100」で計算され
低ければ低いほど良いもの。
この指標を元に入札額などを調整しながら
広告を回すことが大切になってきます。
ACoSを含めたAmazonで使用する用語について以下の記事で詳しく説明しています。
ぜひご覧ください。
より商品の認知を上げるために使うことが多いスポンサープロダクト広告。
実際に掲載されているのは、ページのどの部分なのでしょうか?
スポンサープロダクト広告の掲載場所は、
「検索結果ページ」と「商品詳細ページ」の2箇所です。
<検索結果ページ>
ユーザーが検索したキーワードに対してスポンサープロダクト広告を回すと、
上記の画像のように検索結果ページに表示されます。
キーワードにもよりますが、PCでもスマホでもSEO1位の商品より
上位に表示されるため、広告で上位表示することができれば、
よりユーザーに商品を知ってもらうことが可能に。
スマホとPCで表示される広告の数は違うので
広告の中でも何番目に表示されているのか
それぞれで確認することが大切です。
上記の広告をクリックすると、
それぞれの商品の商品詳細ページが表示されます。
<商品詳細ページ>
商品詳細ページに表示されるのは
ASINに対して出稿している広告です。
競合商品のページに自分の出品している商品をあてることができるのは
Amazon広告の特徴の1つ。
PCでもスマホでも商品画像から下にスクロールしたところに表示され
「この商品に関連するスポンサープロダクト」や
「スポンサー」という表記が目印です。
こちらも、クリックすると
それぞれの商品詳細ページに飛ぶ設定になっています。
①購入者の目につく場所に掲載される。(入札額が高ければ)
先ほども説明したとおり、スポンサープロダクト広告は
ユーザーの目につきやすい場所に掲載されます。
そのため、広告を回すことで商品を探しているユーザーに
出品商品を認知してもらえる機会を増やすことが可能です。
ただ、Amazon広告にも
広告ランク(「入札額×関連性」で判断される)があり
この広告ランクが高ければ高いほど上位に表示される
可能性が高いので、広告を回し始めたからといって
自然と露出が増えるというわけではありません。
広告費の予算と相談しながら、
入札額を調整して広告を回しましょう。
②すぐに・低予算で始めることができる。
セラーセントラルの広告キャンペーンマネジャーという部分からすぐに設定することが可能です。
設定が完了すれば、すぐに広告は回り始めます。
またクリック課金制なので
少額から設定できるのもメリットの1つです。
広告にかける予算をあまり持てていない出品者も
1日の予算限度額を設定することができ安心して回すことができます。
入札額を細かく調整して運用することができる広告です。
CPC広告について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
スポンサープロダクト広告を回し始めるのに
最適なタイミングがあることを知っていましたか?
それは「商品ページの最適化を行った」+
「お客様のレビューを何件かいただいた」時点です。
商品ページの最適化が大切な理由は2つあります。
1つ目は、商品ページに入れているキーワードと広告で設定したキーワード、
そしてユーザーの検索キーワードに関連性があるかどうかが
広告の表示回数に影響してくるからです。
検索キーワードに対して広告を回す時だけでなく
「SEOを上げたい!」と思ったときに、
商品ページに入っているキーワードは、とても重要になってきます。
商品の関連性を判断するキーワードや
広告を回すときに設定したキーワードを
商品詳細ページにいれておくことが大切です。
2つ目は、広告を回してページへの流入が増えても
商品ページで商品の情報をつたえ宇ことができないとCV率が低くなる可能性が高まります。
ネット通販で販売するときは商品情報をきちんと伝えることが大切です。
実際に自ネット通販で買い物をするとき、
商品についてよく調べたうえで購入を決める人がほとんどだと思います。
手に取って商品を見ることができないからこそ
商品情報をテキストや画像でしっかりと伝えることが大切です。
ページの充実ができていない状態で広告を回しても
結局ACoSが高くなったりコンバージョン率が低くなったりしてしまいます。
商品詳細ページの最適化については、以下の記事で
説明していますので、ぜひご覧ください。
また、レビューが大切な理由は、
Amazonのユーザーが、商品レビューの
数や質を比較して商品を選ぶ傾向があるからです。
ネット通販において、レビューはユーザーが
「購入をするか否か」の決断を左右する重要な情報と言われています。
そのため、商品ページにレビューが入っていない、または少ない場合は
広告を回しても競合に流れてしまう可能性が高いでしょう。
Amazonではレビューを促す行為は禁止されていますが
Amazonが認めている公式プログラムに
「早期レビュープログラム」というものがあります。
利用するためには条件がありますが、
広告を回し始めたいと思ったときや、
売上を最大化させたいと思ったときに
導入を検討するのも一つの手です。
▼早期レビュープログラム
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=7482082051
スポンサープロダクト広告には、大きく2種類の種類があります。
それが「オートターゲティング」と「マニュアルターゲティング」です。
それぞれについて説明していきます。
オートターゲティングとは
Amazonが自動で適当なキーワードやASINに配信する広告です。
オートターゲティングには、マッチタイプが4つあります。
「ほぼ一致」「大まかな一致」のKWは、検索結果ページに表示され、
「代替商品」「補完商品」は商品詳細ページに表示されます。
オートターゲティングでは、Amazonが自動で拾ってきてくれるので
自分では想像ができなかったキーワードでCVが取れていることも。
<運用のコツ>
広告を回し始める際は、
まずはオートターゲティングで2週間~1ケ月ほど回します。
オートターゲティングは、回しているキーワード・ASINを
広告キャンペーンマネジャーから見ることはできません。
【レポート→広告レポート】からデータをダウンロードする
必要があります。
その後に、CVがあるASINやキーワードを
マニュアルターゲティングの方で
入札額を調整しながら運用していくことがオススメです。
マニュアルターゲティングで回す際には、
オートターゲティングのネガティブターゲティングでキーワードを追加する必要があります。
登録をしないとオートターゲティングとマニュアルターゲティングの
二重で配信していることになり無駄に広告費を消化してしまうためです。
ネガティブターゲティングは、今まで「キーワード」の除外の設定のみでしたが、
最近、はASINの除外もできるようになりました。
セラーセントラルでは、「ネガティブ商品」の記載です。
マニュアルターゲティングとは
自分自身でキーワードや入札額を決めて回していく広告です。
「キーワードターゲティング」と
「商品ターゲティング」の2種類があります。
それぞれについて説明していきますね。
キーワードを設定するのがキーワードターゲティングです。
マッチタイプには以下の3つがあります。
<運用のコツ>
例にあるように、フレーズ一致には完全一致も入っているので
まず最初はフレーズ一致で回すといいでしょう。
「予算に余裕がある」「幅広いキーワードで設定したい」
というときに、部分一致を使います。
マッチタイプの中で
表示の優先順位が高いのは完全一致です。
完全一致では「このキーワードなら注文がとれる!」と
確信したキーワードに対して回します。
また、キーワード設定の際、注意することが1点あります。
ひらがなとカタカナ・ローマ字は、別で認識されるため
商品名などを登録するときも、ひらがなだけでなく
カタカナやローマ字で設定することを忘れないようにしましょう。
機会損失を防ぎます。
例)商品名 ショウヒンメイ しょうひんめい shouhinmei
ちなみに、ローマ字の大文字と小文字は同じものとして認識されます。
商品ターゲティングとは
商品(ASIN)に対してあてる広告になっています。
カテゴリーや競合のページに広告を回すときに
使用するのがこの商品ターゲティングです。
また、競合に流れないようにするために
広告の枠を自社の商品で埋めることもできます。
<運用のコツ>
競合を選ぶ時の注意点は以下の通りです。
何を競合ととらえるのかは、ここをみて決めましょう。
また、競合に流れないようにするためには上記以外にも
「商品タイトルがきちんと何の商品か認識できるか」
「商品画像が綺麗か」
なども大切になってきます。
また、カテゴリーに広告を配信する際には
星の数や金額などで条件を絞って
配信することができるのも特徴の1つです。
「こんな場合はどうしたらいい?」「どんな状態なの?」という
疑問への回答を詰め込みました。
Amazonの広告運用に悩んでいる方は、ぜひご覧ください!
■ACoS
キャンペーンごとのACoSはもちろん、
キーワードごとのACoSも確認しましょう。
キーワードごとのACoSを見る時には、
注文数に対しての広告費用を確認してください。
ここで重要なのは数値が
「なぜ良かったのか」「なぜ悪かったのか」を考えることです。
また広告を回す目的を考えることも重要になってきます。
「SEOを上げること」が目的であれば、
ACoSが高くても良い場合もありますし
予算をあまり用意できないけど露出を高めたい場合は
ACoSを調整しながら広告を回す必要がありますよね。
その目的によって入札額を上げたり、下げたりしましょう。
■入札額
入札額を設定する際に、「推奨入札額」というものが
提示されます。これは、類似する複数の広告が表示されたときの
入札額に基づいて計算されAmazonから提示されるものです。
自分で設定した入札額と推奨入札額を比較して
入札額を調整してもいいでしょう。
入札額を見るときは同時に、
ACoSとインプレッションを確認してください。
売れていてもACoSが高いと意味がないので
その場合は、入札額を低く設定します。
また推奨入札額だけでなく、
AmazonのHPでキーワードを検索して
何番目に表示されているのかを
確認したうえで、調整してください。
■インプレッション
これは表示回数のことです。
スポンサープロダクト広告は、クリック課金制なので
インプレッションだけでは広告費用は発生しません。
そもそもユーザーに広告が表示されないと
商品を認知されず購入もされないので
広告を回す意味がないのです。
インプレッションがない場合は
まずは回しているキーワードがユーザーの検索キーワードと
しっかりマッチしているかどうかを確認しましょう。
キーワード選定も広告を回す上でとても大切な要素です。
キーワードの見直しをしたら次に、
「入札額」を確認してみましょう。
表示がないということは、つまり入札額を
競合よりも低く設定している可能性が高いということです。
キーワードがマッチしていて、インプレッションがない場合は
入札額を上げてみましょう。
■インプレッションはあるが、クリック率が悪い場合
広告を回してユーザーの目に入る情報は
「タイトル」「商品画像」「価格」
「レビューの質・数」「配送がプライムかどうか」という点です。
検索結果画面の広告には、上記に加えて
「クーポン」や「ポイント」などの情報が記されています。
そのため、クリック率が悪いということは
こういった情報が魅力に感じてもらえておらず
競合に流れている可能性があるんです。
また検索キーワードの選定が間違っている場合も
あり得るので、1度見直してみましょう。
そして競合と比較した上で、早期レビュープログラムや
価格、クーポンの導入などを検討してみてください。
■自社の商品名で検索したときSEO1位の場合
最初に説明した通り、入札額が高く広告の中で
上位に表示されれば、SEO1位の商品よりも
上位に表示されます。
そのため、SEOが1位であっても広告を回している
競合に流れる可能性が高いんです。
それを防ぐためにも、スポンサープロダクト広告を
回しておく必要があります。
また、広告を回したい商品が広告の表示で1番上に
表示されている場合は同じ商品が二重で
表示されていることになるので
複数セットを広告で回すなどの対策を立てれば
無駄を省くことはできます。
■クリックはされているが、購入に至っていない場合
この場合は、ユーザーが商品詳細ページを見たうえで
購入に至っていないと考えられます。
理由は、商品ページの最適化ができないということと
競合に流れている可能性があるからです。
そのため、詳細の仕様やバナー画像、コンテンツなどを
確認し直し、最適化しましょう。
■今広告がどんな順位で表示されているのか分からない場合
そんな時は、Amazonユーザーが見ている
商品ページを確認しましょう。
セラーの広告キャンペーンマネジャーばかりを見ていても
分からないことはたくさんあります。
「自社の商品をキーワードで入力したときに
どんな商品があてられているのかどうか。」
「回している広告は何ページ目に表示されているかどうか」などを
知ることができるのが、商品ページです。
競合調査の時も、検索キーワードを見つけるときも
一度購入者の目線に立って商品ページを見ることが大切ですね。
以上がスポンサープロダクト広告についての説明でした。
Amazonでは自分の商品だけでなく、競合の商品を知った上で
広告を回すことや・どんなキーワードで検索をされているかどうかを
知ることが大切になってきます。
考え方の型を覚えてしまえば、あとは運用して調整をするだけですが
その中でも1番大切なのは「ユーザーの立場」になることです。
ユーザーの立場になって広告を回していきましょう。
このブログを書いているHide&Seekは、
Amazon、楽天、yahoo!の運営代行を行っている福岡の会社です。
Amazon事業部では、40社以上のAmazon運用代行を行っております。
・転売にお悩みの方
・モールに興味があるが人手が足りない…と思っている方
・Amazonの広告がうまく回っていない…とお悩みの方
ぜひ下のコンタクトフォームよりお問い合わせください。
「地球上で最も豊富な品揃え」と謳っているAmazonに
出品されている商品数は数億に及ぶと言われていることをご存知ですか?
多数ある商品の中でユーザーに購入してもらうには
商品を知ってもらう必要があります。
そんな時に取り組みたいのが「Amazon広告」です。
Amazon広告とは、Amazonが運営する広告のこと。
商品数が数億もあるAmazonでユーザーに商品を
知ってもらうためにAmazon広告は有効です。
コロナの影響もあり
通販で買い物をする人が多くなっていることや
店舗でしか販売をしていなかった企業が出品を始めたことなどにより
出品される商品数も更に増えていくと考えられます。
そのため、Amazon広告についての知識を持っていることは
重要になってくるでしょう。
また、Amazon広告以外にも「Amazon内SEO」というのも
ユーザーに商品を認知してもらうために欠かせない手法です。
「Amazon内SEO」について知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
今回は「Amazon広告」について解説していきます。
Amazon広告の1番の強みは、
「購買に関するデータ」をたくさん持っているという点です。
ECモールを使用するときに、
「Amazon」と答えた人は、なんと52.0%で
「楽天市場」と答えた人は、28.7%でした。
購入を考えた時にAmazonを利用する人が圧倒的に多いことが分かります。
参考:ネットショップフォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7721
そしてAmazonは、購買意欲の高いユーザーが集まっているため
「商品を売るための広告」を配信することができる点が
強みとして挙げられます。
また、キーワードで広告を回すだけでなく、
競合のページに広告を表示させることができたり
広告枠を自社の商品で埋めることができたりと
Amazon広告独自の施策が行えることも特徴の1つです。
メリットは3点あります。
1つ目は、Amazonのメディアの力が大きいという点です。
Amazonは、ECシェア率が全体の28%(※1)を
占めており、利用者数も5004万人(※2)と
ECモールの中でも大きな力を持っています。
(※1)アメリカEコマースBLOG(2018年10月22日)
(※2)ネットショップフォーラム(2019年6月28日)
またCMなどを使ってAmazonの宣伝を行っていたり、
セールなども開催していたりするため集客力があり、
このAmazon内で広告を回すことで売上の最大化を目指すことができるんです。
2つ目は、売上のサイクルを作ることができるという点です。
Amazon広告を回すことで、商品をユーザーに認知してもらう機会を増やします。
商品を認知してもらえると、商品詳細ページの閲覧数が増加し、
それに伴って販売数も増加。
販売数が増えると、「お客様に人気の商品」とAmazonに判断され
Amazon内検索順位が上がります。
そうすると、さらにユーザーに認知してもらう機会が増え
売上最大化のサイクルの完成です。
このサイクルを回すためには商品ページの最適化なども必要になりますが、
Amazon広告はこのサイクルを作るきっかけになります。
3つ目は、少ない金額から始められる広告があるという点です。
インプレッション課金型の広告もありますが、
種類によってはクリック型課金で広告を始めることができます。
また、1日の予算額も設定することができるので、
少ない金額からでも始めることができるのがAmazon広告の強みです。
Amazon広告は、広告ランクでオークションを行い
どの広告を表示するかを決定します。
広告ランクは、「入札額 × 関連性」で決められるものです。
ランクが高いほど広告の表示回数は増え
かつ上位表示される可能性が高くなります。
また、広告のクリック単価は、「2位の金額+1円」の金額です。
(※関連性が3社とも同じだと仮定)
上の画像のように、入札額を100円にしている商品が
広告枠を獲得することができます。
この場合CPCは、2位の「50円+1円」で51円です。
オークションは、ユーザーが検索する度に行われているため
回している広告を随時確認し、更新していくことが大切になってきます。
Amazon広告は、主に8種類です。
それぞれについて説明していきます。
スポンサープロダクト広告は、より商品の認知を上げるために使います。
すぐに始められるので、「広告をすぐに回し始めたい!」と
考えている人は、スポンサープロダクト広告から始めるのがいいでしょう。
掲載先は、
「検索結果ページ」と「商品詳細ページ」の2箇所です。
<検索結果ページ>
ここに表示される商品は、ユーザーの検索キーワードに対して
広告を回しており、この部分をクリックすると、商品詳細ページが表示されます。
目印は「スポンサープロダクト」という表示です。
<商品詳細ページ>
ここに表示される商品は、ASINに対して出稿しており、
この部分をクリックすると、別の商品詳細ページが表示されます。
「この商品関連のスポンサープロダクト」という表示が目印です。
ターゲティングの方法は
「オートターゲティング」と「マニュアルターゲティング」の2種類。
オートターゲティングは、Amazonが
自動でAmazon内の広告データを分析し最適な
キーワードや商品に対して広告表示しています。
マニュアルターゲティングは、自分でキーワードやASIN、
入札額などを調整し広告を回さなければなりません。
スポンサーブランド広告の目的は、ブランド認知を高めるというもので
検索キーワードと競合のページに対して出稿するものです。
検索結果ページの一番上の部分に以下のように表示されます。
スマホでもpcでも、1番最初に表示されるので
多くの人の目に入りやすい広告です。
表示できるものは、以下の3つ。
検索結果ページに掲載されている
「ブランドロゴ・カスタマイズ可能な見出し」のどちらかをクリックすると、
ブランドページ(カスタムランディングページ:商品一覧ページ)に
表示され「商品」をクリックすると商品詳細ページが表示されます。
スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告は、
どちらも大口出品を利用中の方のみが利用できるサービスです。
大口出品・小口出品について知りたい方はこちらをご覧ください。
こちらは、広告を掲載する商品を選ぶだけで
購入者の購買行動に基づいてAmazon内外で
自動的に広告が生成されるというもの。
2019年の10月末から日本で利用できるようになった広告で、
日本で利用が可能になって1年も経っていません。
参考:Unyoo.jp
https://unyoo.jp/2019/11/amazon-sponsored-display-and-adgroup/
広告は商品ページのリンクが設定されています。
閲覧と購入に関する傾向を元に
自動的に作られ回してもらえるというのはメリットです。
しかし自分でクリエイティブを作ることができない
というのはデメリットとも言えます。
ストアページを無料で作成することができます。
ストアのメリットは以下の4つです。
ただ、ブランド登録をしていることや
スポンサープロダクト広告が利用可能な状態であることが条件になります。
上記4つの広告がCPC(クリック)課金であったのに対して、
こちらはCPM課金制です。
Amazonで販売している企業も、
していない企業も購入できる広告枠で
Amazonのサイト内だけでなく外のサイトでも広告を掲載することができます。
リンク先は商品ページやストア・Amazonの
カスタムランディングページなどです。
広告を出稿するのに最低10,000ポンド(※)かかります。
(※)1,362,025円(2020年6月11日現在)
そのため、すぐに取り掛かることが難しい広告です。
動画広告は、Amazon上のサイト内で表示され
ブランドや商品についてのストーリーを載せることができます。
さらに、Amazonで商品を販売しているかどうかに
関わらず掲載することができる広告です。
クリックすると、Amazonの詳細ページだけでなく
会社のwebサイトやその他のサイトのページが表示されます。
そのため会社のブランディングの一つに効果的です。
デジタル広告だけでなく、Amazonの商品発送する際に
チラシやブックカバーなどを同封することができる広告です。
手にとって見てもらえるかどうかは別ですが、
同梱物の開封率は100%なので
ブランド認知を広げることができると言えます。
しかし、どの商品に同封するかどうかを指定することはできないことに
加えて、チラシ・ブックカバーそれぞれに最低出稿量が決まっているので
すぐに始められる広告ではありません。
革新的な広告に取り組んでみたい方にオススメの広告です。
Amazonサイト内のみでなく、Amazonの外に
広告を出すことができるのがこのAmazonDSPです。
ターゲーティングができたり配信先を決めたりして
細かく設定することができるのが特徴。
インプレッション課金で
大々的にディスプレイ広告と動画広告を表示させたい
広告主の方には最適な広告です。
今回はAmazon広告の種類・キホンを説明しました。
「すぐに始めたい!」と思っている方なら
スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告がオススメです。
「Amazonの広告に特化して取り組みたい!」という方は
スポンサー広告以外の広告について学んでみるのも良いかもしれません。
楽天広告の種類についても記事を書いておりますので
興味がある方はご覧ください!
このブログを書いているHide&Seekは、
Amazon、楽天、yahoo!の運営代行を行っている福岡の会社です。
40社以上のAmazon運用代行を行っております。
「ECモールに出店したいが、リソースを割く余裕がない」
「あくまで自社モールに優位性を置いた上で、販路を増やしていきたい」
「ECモールに出店したけれど、手が回っていなくて売上が上がらない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ下のコンタクトフォームよりお問い合わせください。