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【必見】Amazon広告「スポンサーブランド動画広告」とは?基本〜運用のコツまで徹底解説!

カテゴリー: ECモール

Haruka

           最終更新日: 2023.12.01

カテゴリー: ECモール

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今回は、Amazon広告【スポンサーブランド動画広告】についてご紹介いたします。

 

「設定したいけど始め方が分からない」

「動画を作成するのが大変で中々手をつけられない」

 

という、出品者様も多いのではないでしょうか?

しかし、実はまだ競合が少ない穴場広告だったり・・・!

 

この記事では、スポンサーブランド動画広告の特徴や基本設定の方法、運用のコツまで

解説していきます。

 

Amazon広告「スポンサーブランド動画広告」

スポンサーブランド動画広告とは?

スポンサーブランド動画広告は、設定したい検索キーワードや商品に対して配信できる、

クリック課金制(CPC)

または1,000件当たりのビューアブルインプレッション単価制(VCPM)の動画広告です。
映像や音声を利用することで、商品の訴求をより分かりやすく、ユーザーに伝えることができます。

 

広告は「6〜45秒の動画」「商品TOP画像」「商品詳細」で構成され、

クリックすると商品詳細ページ(またはストアページ)に、遷移する仕組みです。

 

▼ スポンサーブランド広告の構成

 

スポンサーブランド動画広告の構成

 

スポンサーブランド動画広告を設置する条件とは?

条件は、主に以下の2つです。

大口出品

1つ目は、大口出品をしていることです。
Amazonに出品する際は、「大口出品」と「小口出品」という2つの出品方法があります。

スポンサーブランド広告は、大口出品者のみ使用できる広告です。

 

大口出品と小口出品については、こちらの記事をご覧ください。

 

【初心者必見!】Amazon大口出品と小口出品の違いを徹底解説!

 

ブランド登録

2つ目は、ブランド登録をしていることです。
ブランド登録は商標を取得すれば登録することができます。

(ブランド登録はスポンサーブランド動画広告以外にもかなり役立つので、登録することをオススメします。)

 

ブランド登録については、こちらの記事をご覧ください。

 

【必見】Amazon ブランド登録のメリットや登録方法とは?

スポンサーブランド動画広告のメリット

①商品の訴求がしやすい

1番のメリットは、映像と音声を使ったクリエイティブによって、画像やテキストのみでは伝わりづらい質感やイメージを訴求できることです。

また、スポンサープロダクト広告やスポンサーディスプレイ広告と違い、出品者が作成したクリエイティブで広告を配信できます。

 

そのため、訴求の仕方や動画のストーリー性、映像内のテキストやアニメーションなどによって、より具体的に商品の魅力を伝えることが可能です。

 

随時動画のPDCAを回すことで、ユーザーの興味を引きやすく、効果の高い広告を配信することができます。

②ユーザーの目に留まりやすい

スポンサーブランド動画広告は、Amazonの検索結果1ページ目の中段以降に表示される仕様です。

動画が自動で再生されることに加え、画面に対する占有率が高いため、ユーザーの目に留まりやすい仕組みになっています。

③競合が少ない

スポンサーブランド動画広告は、ブランド登録を行っている出品者のみが設定することができる広告です。

つまり、使用可能な出品者が限られているんです。

 

さらに、ブランド登録している場合でも、「設定方法が分からず活用していない」「動画作成が大変で設定していない」という声も多いです。
そのため、スポンサープロダクト広告などと比べて、低い入札額で広告を表示できる場合もあります。

スポンサーブランド動画広告のデメリット

①利用するためにブランド登録が必要

スポンサーブランド動画広告は、ブランド登録をしていなければ設定できません。
Amazon内でのブランド登録自体はすぐにできますが、まだ商標を獲得していない場合は時間を要する可能性があります。

②コストが高い

スポンサープロダクト広告などと比べて、低い入札額で広告を表示できる場合もあるスポンサーブランド動画広告ですが、しっかりと運用しなければ費用対効果が悪化してしまうことも考えられます。

 

市場調査を行って、広告を配信する検索キーワードや商品を選定したり、競合の入札額を考慮した上で検証したりする必要があるので、注意が必要です。

配信後も結果を見ながら、随時PDCAを回していくことが、費用対効果を良くする鍵となります。

スポンサーブランド動画広告の基本情報と設定方法

スポンサーブランド動画広告の基本情報

掲載できる動画の基本情報を以下の表にまとめます。
こちらを守らないとエラー表示が出てしまいますので、ぜひ確認しながら動画を作成してください。

 

▼ 動画と音声の仕様

 

動画再生時間 6~45秒(30秒以下を強くおすすめします)
動画のサイズ ・1920×1080ピクセル
・1280×720ピクセル
・3840×2160ピクセル
ファイルサイズ 500MB以下
ファイル形式 .MP4または.MOV
アスペクト比 16:9
動画コーデック H.264またはH.265
動画のプロファイル メインまたはベースライン
フレーム率 23.976、23.98、24、25、29.97、あるいは29.98fps
動画のビット率 最小1Mbps
音声コーデック PCM、AAC、またはMP3
音声形式 ステレオまたはモノラル
音声ビットレート 最小96kbps
音声サンプルレート 最小44.1khz
オーディオストリーム 1のみ
フォントサイズ モバイルで判読できる必要があります

 

※ 引用:https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

スポンサーブランド動画広告の設定

動画の作成が完了したら、実際にセラーセントラルで広告の設定を、行いましょう。

①「キャンペーンを作成する」のボタンをクリックし、「スポンサーブランド広告」を選択

 

②キャンペーンの作成

キャンペーン名・1日の予算を入力し、ポートフォリオとブランドを選択してください。
キャンペーン名は、今後管理しやすい名称をつけるのがオススメです。

 

 

目標はクリック課金成果ビューアブルインプレッション単価制の2つを選択可能です。

入札については、チェックを入れておくと、

Amazonによって検索結果ページ上部以外の掲載枠に対する入札額が最適化されます。
自動入札を希望しない場合は、チェックを外しておきましょう。

 

③広告グループの作成

まず、広告グループ名を入力してください。

キャンペーン名同様、今後管理しやすい名称をつけるのがオススメです。

 

次に、広告フォーマットを設定します。

今回はスポンサーブランド動画広告なので、「動画」を選択しましょう。

 

ランディングページについては、用途に合わせてチェックを入れます。
・ストアページに遷移させたい場合:Amazon内のストア (サブページを含む)
・直接商品ページに遷移させたい場合:商品詳細ページ

 

今回は、直接商品ページに遷移させる場合の設定を解説します。

 

スポンサーブランド動画広告の設定3

 

④広告を設定したい商品を選択

検索窓で商品名(またはASIN)を入力し、商品を選択してください。

 

スポンサーブランド動画広告の設定4

 

⑤ターゲティングの設定

ターゲティングの方法は、「キーワードターゲティング」と「商品ターゲティング」があります。

 

用途に合わせてチェックを入れます。

・検索キーワードに対して配信したい場合:キーワードターゲティング
・商品やカテゴリー、ブランドに対して配信したい場合:商品ターゲティング

 

スポンサーブランド動画広告の設定5

 

▼ Amazon広告のターゲティングの図

 

スポンサーブランド動画広告の設定6

⑥広告の作成

まず、広告名を入力してください。

こちらも今後管理しやすい名称をつけるのがオススメです。

次にクリエイティブを設定します。

「動画」をクリックして、動画をアップロードしてください。

 

 

⑦審査に申請

これで全ての設定が完了です。

審査に通過すれば、自動的に広告の配信が開始されます。

(広告開始日を設定した場合はその日以降)

スポンサーブランド動画広告の運用のコツ

最後に、スポンサーブランド動画広告の運用のコツについてです。
様々な運用方法がありますが、今回は2つに絞ってお伝えします。

ターゲティングによって異なる動画を配信する

スポンサーブランド動画広告を配信する場合、動画は複数種類作成しましょう。
それは、ターゲティングによって異なる動画を配信した方が、ユーザーに合わせて商品を訴求することができるためです。

 

例えば、以下A・Bで検索した場合を考えていきます。
A:「ヘアオイル」と検索するユーザー
B:「ヘアオイル オーガニック」と検索するユーザー

 

この場合、Bには ”オーガニックヘアオイルの魅力” を説明した動画よりも、

”+αの訴求や魅力” を伝える動画の方が良いと考えられます。

それは、Bの場合すでにオーガニックヘアオイルを魅力的だと思っているユーザーが多く、広告で伝える必要がない可能性があるためです。

 

ターゲティングに合わせて動画を作成し検証することで、費用対効果の向上を目指すことができます。

除外設定をする

スポンサーブランド動画広告では、除外設定をすることができます。
除外設定とは、広告を配信したくないキーワードや商品などを設定することです。

 

事前に、費用対効果が悪化しそうなターゲティング先がある場合は、

広告を設定する際に除外しておきましょう。

 

また、除外設定は広告配信後でも設定できるので、費用対効果が悪いターゲティング先を見つけ次第登録しておくと、予算を効率的に使うことができます。

 

スポンサーブランド動画広告の設定8

スポンサーブランド動画広告を設定して売上最大化を目指しましょう!

スポンサーブランド動画広告は、これから売上を拡大していきたい出品者様にぜひご活用いただきたい広告です。

どんな動画を作れば良いか分からないという方は、実際にAmazonで配信されている動画を参考に作成してみてはいかがでしょうか?

 

今なら、まだ競合が配信していないターゲティング先もあるので、露出面を増やし、売上を最大化できるチャンスです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事を書いた人

Haruka

ECモール事業部所属。 Amazon・楽天を中心に運用のお手伝いをさせていただいています! 日々情報収集しながら勉強中です!

     

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