BLOG > ECモール>【2023年度最新版】Amazon スポンサーブランド広告の特徴と運用時のポイントを解説
Amazon販売のすべてをお任せいただく運用代行サービスを提供しています、
株式会社Hide&SeekのECコンサルタントです。
今回はAmazon広告の1つである「スポンサーブランド広告」について
解説〜運用のコツまで分かりやすくまとめました。
ぜひご参考にしてください。
スポンサーブランド広告とは
現在、Amazonにはスポンサーブランド広告の他に、「スポンサープロダクト広告」、「スポンサーディスプレイ広告」、「AmazonDSP広告」など、数種類の広告が存在しています。
その中でも、Amazon内で広告の運用を始めていない方が、まず最初に取り組むべきものは、
売上に最も直結しやすい「スポンサープロダクト広告」です。
スポンサープロダクト広告をしっかりと設定した後に、より売上を向上させていくために、
スポンサーブランド広告に取り組んでいきましょう。
Amazonのその他の広告について全体像をおさえたい方は、以下の記事もご参照ください。
スポンサーブランド広告のメリット・デメリット
スポンサーブランド広告のメリット・デメリットについて簡単に説明いたします。
メリット
・ストアページに誘導することができ、ブランドの認知を高めることができる。
・スマホ・PCでの検索時に一番上に表示されるため、多くの人の目に入りやすい。
・画像・ロゴ・商品の掲載など表現の幅が広い。
・動画の掲載が行える。
デメリット
・配信面が少なく、競合も多いためコストが高くなる。
・利用のためにはブランド登録が必須。
スポンサーブランド広告の掲載場所
スポンサーブランド広告は、Amazon検索結果と商品ページに掲載される広告です。
課金方式はクリック課金制となっているので、クリックされなければ広告費はかかりません。
検索結果(最上部)
検索結果(動画)
検索結果画面
商品ページ内
商品検索時に、1ページ目の最上部に表示される仕様となっているため、
お客様にブランドをアピールするのに役立ちます。
クリック後に、商品ページに直接誘導が行えるだけでなく、よりブランドの魅力を伝えることのできるストアページに、誘導することも可能です。
ストアページについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照下さい。
また、動画広告は1ページ目の中段または、下段、2ページ目の最上段、中段、下段に表示される仕様となっております。
スポンサーブランド広告の設定方法
掲載方法
続いては、スポンサーブランド広告の掲載方法について解説していきます。
掲載条件
Amazonスポンサーブランド広告を利用するために必要な条件は、大きく2つあります。
①大口出品者
出品者はAmazonへ商品を出品する際、「大口出品」と「小口出品」という、
2つの出品方法から選びます。
スポンサーブランド広告は大口出品者のみ使用できる広告です。
大口出品と小口出品についてはこちらをご覧ください。
②ブランド登録
もう1つは、ブランド登録を行っていることです。
ブランド登録を行うと、Amazonがブランドを保護してくれます。
ブランド登録には、商標の取得が必要です。
ブランド登録は、スポンサーブランド広告だけでなく、スポンサーディスプレイ広告を使用できるようになることなど、他にも様々なメリットがあるので、登録していない方はぜひ登録しておきましょう。
スポンサーディスプレイ広告についてはこちらをご参照ください。
設定方法
実際に、スポンサーブランド広告を設定してみましょう。
①「キャンペーンを作成」から「スポンサーブランド広告」を選択
②キャンペーンの作成
管理しやすいようにキャンペーン名を入力・1日の予算を設定します。
③広告フォーマットを選択
ストアページに遷移させたい場合は「Amazonのストア」を選択しましょう。
直接商品ページに遷移させたい場合は「新しいランディングページ」を選択します。
今回は商品コレクションの設定を解説します。
④広告を回したい商品を追加
⑤ターゲティングの設定
ターゲティングの方法は主に2つあります。
▼キーワードターゲティング
キーワードに対してターゲティングを行います。
自社の商品の名前や、獲得が見込めるキーワードを設定します。
▼商品ターゲティング
商品ターゲティングでは、カテゴリーや特定の商品を選択して広告をターゲティングできます。
カテゴリーは、ブランド、価格帯、またはレビュー評価によってさらに絞り込むことができます。
獲得が見込めない商品については、下の「除外キーワード」から除外対象として設定が可能です。
⑥クリエイティブの設定
ロゴや画像を設定することができます。
ブランドの魅力がより伝わる画像を設定しましょう。
キャンペーンの設定方法についてより詳しく知りたい方は、Amazon adsが公開しているこちらのサイトもご参照ください。
https://advertising.amazon.com/ja-jp/library/guides/sponsored-brands-what-to-know
運用時のポイント
スポンサーブランド広告の運用時のポイントを、簡単に3点にまとめました。
①自社キーワードは防御する
スポンサーブランド広告は、商品のターゲティングを行うことができます。
他社に検索時最上枠を取られてしまうと、せっかく自社の製品を購入しようと検索してきたお客様が、
他社に流れてしまう可能性があります。
会社名や商品名などのキーワード入札額は、高めに設定を行い、防御するように心がけましょう。
②獲得が見込めるキーワードを絞る
他のAmazon広告と比較して、大きい面を取れるため、お客様から見られやすい広告です。
予算に余裕があれば、検索数の多いビッグキーワードで広告枠を獲得することを推奨しますが、
予算が限られている場合は、獲得が見込めるキーワードを絞りこみ、上位表示を狙っていきましょう。
③広告費に注意する
上記にも記載している通り、スポンサーブランド広告は表示枠が少ないため、入札額が上がりやすいことが特徴です。
キーワードによっては広告費が高くなってしまうので、こまめに広告の確認を行い、入札額の調整を行いましょう。
まとめ
今回は、スポンサーブランド広告についての解説を行いました。
有効活用ができれば、コンバージョンだけでなくブランディング向上も期待できる広告です。
冒頭にも述べた通り、まずはスポンサープロダクト広告の調整を行った後、さらなる売上拡大のために活用してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
Keishin
ECモール事業部所属。 主にAmazonや楽天のコンサルティングを行なっております。
最新記事Top3