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【2023年度最新版】Amazon スポンサーブランド広告の特徴と運用時のポイントを解説

カテゴリー: ECモール

Keishin

           最終更新日: 2023.04.25

カテゴリー: ECモール

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Amazon販売のすべてをお任せいただく運用代行サービスを提供しています、

株式会社Hide&SeekのECコンサルタントです。

 

今回はAmazon広告の1つである「スポンサーブランド広告」について

解説〜運用のコツまで分かりやすくまとめました。

ぜひご参考にしてください。

 

スポンサーブランド広告とは

現在、Amazonにはスポンサーブランド広告の他に、「スポンサープロダクト広告」、「スポンサーディスプレイ広告」、「AmazonDSP広告」など、数種類の広告が存在しています。

 

その中でも、Amazon内で広告の運用を始めていない方が、まず最初に取り組むべきものは、

売上に最も直結しやすい「スポンサープロダクト広告」です。

 

スポンサープロダクト広告をしっかりと設定した後に、より売上を向上させていくために、

スポンサーブランド広告に取り組んでいきましょう。

 

Amazonのその他の広告について全体像をおさえたい方は、以下の記事もご参照ください。

 

【Amazon 広告のキホン!】メリットや種類・仕組みを徹底解説!

スポンサーブランド広告のメリット・デメリット

スポンサーブランド広告のメリット・デメリットについて簡単に説明いたします。

メリット

・ストアページに誘導することができ、ブランドの認知を高めることができる。
・スマホ・PCでの検索時に一番上に表示されるため、多くの人の目に入りやすい。
・画像・ロゴ・商品の掲載など表現の幅が広い。
・動画の掲載が行える。

デメリット

・配信面が少なく、競合も多いためコストが高くなる。

・利用のためにはブランド登録が必須。

スポンサーブランド広告の掲載場所

スポンサーブランド広告は、Amazon検索結果と商品ページに掲載される広告です。

課金方式はクリック課金制となっているので、クリックされなければ広告費はかかりません。

 

検索結果(最上部)

 

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検索結果(動画)

 

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検索結果画面

 

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商品ページ内

 

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商品検索時に、1ページ目の最上部に表示される仕様となっているため、

お客様にブランドをアピールするのに役立ちます。

 

クリック後に、商品ページに直接誘導が行えるだけでなく、よりブランドの魅力を伝えることのできるストアページに、誘導することも可能です。

 

ストアページについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照下さい。

 

【保存版】Amazonストアは活用しないと損!メリットから作成方法まで徹底的に解説します!

 

また、動画広告は1ページ目の中段または、下段、2ページ目の最上段、中段、下段に表示される仕様となっております。

スポンサーブランド広告の設定方法

掲載方法

続いては、スポンサーブランド広告の掲載方法について解説していきます。

 

掲載条件
Amazonスポンサーブランド広告を利用するために必要な条件は、大きく2つあります。

①大口出品者

出品者はAmazonへ商品を出品する際、「大口出品」と「小口出品」という、

2つの出品方法から選びます。

スポンサーブランド広告は大口出品者のみ使用できる広告です。

 

大口出品と小口出品についてはこちらをご覧ください。

 

【初心者必見!】Amazon大口出品と小口出品の違いを徹底解説!

②ブランド登録

もう1つは、ブランド登録を行っていることです。

 

ブランド登録を行うと、Amazonがブランドを保護してくれます。

ブランド登録には、商標の取得が必要です。

ブランド登録は、スポンサーブランド広告だけでなく、スポンサーディスプレイ広告を使用できるようになることなど、他にも様々なメリットがあるので、登録していない方はぜひ登録しておきましょう。

 

スポンサーディスプレイ広告についてはこちらをご参照ください。

 

【2022年最新版】Amazon スポンサーディスプレイ広告とは?メリットや運用のコツを大公開

設定方法

実際に、スポンサーブランド広告を設定してみましょう。

①「キャンペーンを作成」から「スポンサーブランド広告」を選択

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②キャンペーンの作成

管理しやすいようにキャンペーン名を入力・1日の予算を設定します。

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③広告フォーマットを選択

ストアページに遷移させたい場合は「Amazonのストア」を選択しましょう。
直接商品ページに遷移させたい場合は「新しいランディングページ」を選択します。
今回は商品コレクションの設定を解説します。

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④広告を回したい商品を追加

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⑤ターゲティングの設定

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ターゲティングの方法は主に2つあります。

 

▼キーワードターゲティング
キーワードに対してターゲティングを行います。
自社の商品の名前や、獲得が見込めるキーワードを設定します。

 

▼商品ターゲティング
商品ターゲティングでは、カテゴリーや特定の商品を選択して広告をターゲティングできます。

カテゴリーは、ブランド、価格帯、またはレビュー評価によってさらに絞り込むことができます。

獲得が見込めない商品については、下の「除外キーワード」から除外対象として設定が可能です。

 

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⑥クリエイティブの設定

ロゴや画像を設定することができます。
ブランドの魅力がより伝わる画像を設定しましょう。
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キャンペーンの設定方法についてより詳しく知りたい方は、Amazon adsが公開しているこちらのサイトもご参照ください。
https://advertising.amazon.com/ja-jp/library/guides/sponsored-brands-what-to-know

運用時のポイント

スポンサーブランド広告の運用時のポイントを、簡単に3点にまとめました。

①自社キーワードは防御する

スポンサーブランド広告は、商品のターゲティングを行うことができます。

他社に検索時最上枠を取られてしまうと、せっかく自社の製品を購入しようと検索してきたお客様が、

他社に流れてしまう可能性があります。

会社名や商品名などのキーワード入札額は、高めに設定を行い、防御するように心がけましょう。

②獲得が見込めるキーワードを絞る

他のAmazon広告と比較して、大きい面を取れるため、お客様から見られやすい広告です。

予算に余裕があれば、検索数の多いビッグキーワードで広告枠を獲得することを推奨しますが、
予算が限られている場合は、獲得が見込めるキーワードを絞りこみ、上位表示を狙っていきましょう。

③広告費に注意する

上記にも記載している通り、スポンサーブランド広告は表示枠が少ないため、入札額が上がりやすいことが特徴です。
キーワードによっては広告費が高くなってしまうので、こまめに広告の確認を行い、入札額の調整を行いましょう。

まとめ

今回は、スポンサーブランド広告についての解説を行いました。
有効活用ができれば、コンバージョンだけでなくブランディング向上も期待できる広告です。
冒頭にも述べた通り、まずはスポンサープロダクト広告の調整を行った後、さらなる売上拡大のために活用してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

Keishin

ECモール事業部所属。 主にAmazonや楽天のコンサルティングを行なっております。

     

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