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楽天クーポンアドバンス広告とは
楽天上でなにか商品を検索すると、RPP広告商品より先にこのようなクーポンが表示されます。このクーポンは1クリック40円というクリック課金の成果報酬型の広告なんです。
さらにRPP同様、ユーザーの購入・閲覧・お気に入り履歴に応じて表示させることができる(パーソナライズ)ため効率的。検索結果への表示とパーソナライズから、ユーザーの目に留まりやすい広告といえます。
配信面は?
クーポンアドバンス広告は以下に配信されます。配信面の指定はできないものの、多くの面に出稿される可能性があります。
クーポンアドバンス広告の種類
出稿する商品を「楽天に任せる」か「自分で選ぶ」か。
楽天クーポンアドバンス広告を行う際はこれを決めるところから始まります。
1)商品や割引金額、すべて楽天に任せるパターン
こちらもRPP同様、クーポンアドバンス広告全体で一ヶ月に使える金額を設定するだけで楽天が商品選定から割引金額まで最適化してくれる機能があります。
その場合クーポン値引率は、店舗様の商品価格と楽天内外の市場価格をみて、自動で設定されます。
2)カスタマイズするパターン
もちろん、一ヶ月に使える金額を設定したうえで、クーポンを発行する商品・割引金額を指定することもできます。キャンペーンを作成する際に簡単に選択できるので、ご心配なく。
はじめてクーポンを発行する場合や、商品の売れ行きに偏りがない場合は、1で傾向を見てみるのもおすすめです。その結果を踏まえ2で調整を入れていくと一層効率的な運用ができます。
楽天クーポンアドバンス広告のメリット・デメリット
ご存知の通り、楽天にはクーポンアドバンス以外にも多くの広告パターンがあります。ここでは楽天クーポンアドバンスのメリット・デメリットを知って、ショップ全体での広告運用を効率化させましょう。
メリット
1)検索結果で上位に表示される
クーポンは検索結果のトップに表示されます。クーポンがあることでユーザーに選んでもらいやすくなります。同一商品を出品している他ショップに差をつけることにもなりますね。
2)CPCが40円+割引金額になることも
CPCがとても安く設定できるところもメリットのひとつといえますね!
3)割引金額をテストすることができる
クーポンを使って得た結果を商品価格の参考にすることができます。
デメリット
1)小規模や新規参入ショップの場合配信されにくい
あてまはる店舗さんの場合は、キャンペーン予算を低く設定してテストしてみるのもいいかもしれません。
2)マメなチェックが必要
この先でも書いていますが、割引金額は予算に含まれていません。そのため割引金額もこまめに把握しておく必要があります。
クーポンアドバンス広告を出稿する際、注意する点は?
1)クーポンの有効期限は決められない
クーポンの有効期限はこちらで設定できません。クーポンを取得したユーザーは取得後、翌月曜日の14:59までが使用期限となります。
2)終了期限は月単位。
一度キャンペーンを作成すると月単位でしか終了設定ができません。もし、月の途中で終了したい場合は、終了したいタイミングでキャンペーン自体を「休止」設定に変更する必要があります。休止設定をして10分程度でキャンペーンは休止されます。タイムラグがある点、注意したいところですね。
3)割引設定は「金額」ではなく「パーセント」
クーポンは”◯◯円割引”と割引”金額”を指定できるように見えます。しかし、実際は商品単価から4%以上の割引、というパーセントでしか指定ができません。
また、クリック課金広告ですので、「クリック単価+割引分」の費用がかかる点にも気をつけたいです。
4)露出されない場合がある
商品が以下に該当する場合は配信されません。出稿したあとは配信されているかチェックしたいところですね。
- 商品在庫がない
- 商品が倉庫に格納されている
- 販売期間設定されている
- 定期購入設定されている
- 予約かご設定されている
- サーチ非表示設定されている
- 闇市設定されている
- 商品の販売価格を変更した
- 新たに登録したばかりの商品
- 二重価格ルールNG商品
- 禁止商材に該当する
- キャンペーンが予算上限に達した
- 途中でキャンペーンステータスを「休止中」に変更した
- キャンペーン開始前
- 商品がユーザとマッチングされない
5)予算に割引額は含まれない
キャンペーンに設定した予算には、商品の割引金額は含まれません。カスタマイズをしない場合、特にこの点に注意したいです。
期間を決めてテストしてみましょう
クーポン取得により購入者が増える・ショップの知名度があがる、など、メリットが多いクーポンアドバンス広告です。ショップに合う運営方法や割引%など、テストを繰り返して見つけてみてください。