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【2025年最新】Google広告の拡張コンバージョンとは?設定方法〜メリットデメリットまでご紹介

カテゴリー: 広告運用

Ryutaro

           最終更新日: 2025.01.24

カテゴリー: 広告運用

Cookieレスの影響によって登場した「拡張コンバージョン」

今回はそんな拡張コンバージョンについて登場背景まで含めて解説します。

 

「そもそも拡張コンバージョンって何?」
「何が今までのコンバージョンと何が違うの?」
そんなお悩みをお持ちの方々は必見です!

 

拡張コンバージョンとは

拡張コンバージョンについて、Googleの公式ヘルプで以下のように述べられています。

 

拡張コンバージョンは、より正確なコンバージョン測定を可能にする機能です。

この機能は既存のコンバージョンタグを補完するもので、自社のウェブサイトで取得したファースト パーティのコンバージョンデータをハッシュ化し、プライバシーに配慮した方法で Google に送信します。

SHA256 と呼ばれるセキュアな一方向のハッシュアルゴリズムを使用し、Googleに送信する前にファーストパーティの顧客データ(メールアドレスなど)をハッシュ化します。

次に、ユーザーがログインしていた Google アカウントとハッシュデータを照合して、キャンペーンコンバージョンをクリックや視聴などの広告イベントと関連付けます。

引用元:拡張コンバージョンについてより引用

 

簡単に言うと、既存のコンバージョンタグを補完することでより正確なコンバージョン値を計測するという、あくまでも補完機能になります。

 

具体的な仕組みとしては、ユーザーが自社のウェブサイトでコンバージョンした際に入力した個人情報(メールアドレス,氏名,住所,電話番号等)をハッシュ化してGoogle側に送信し、Googleアカウントのデータと照合することで、より正確なコンバージョンを計測することが可能となっています。

 

拡張コンバージョンとは

 

ただし拡張コンバージョンは、以下の1つ以上の顧客データが取得可能である必要があります。

 

・メールアドレス(推奨)
・氏名と自宅の住所(番地、市区郡、都道府県、および郵便番号)
・電話番号(上記のいずれかの補足情報として使用することができます)

「拡張コンバージョンについて」参照

 

拡張コンバージョン提供の背景

次に拡張コンバージョン提供の背景について説明します。

 

従来のコンバージョン計測は、「Cookie(クッキー)」という仕組みを使って行われていました。

このCookieは、Webサイトへのログインや操作を便利にしたり、様々なWebサービスを快適に利用できるように使われているもので、コンバージョン計測だけでなく、購入履歴やユーザーの関心をwebサイト側が知ることが出来るので、webの広告運用や企業のマーケティング解析にも使われています。

 

ただCookieは便利な反面、「いつも同じ広告が表示されるのが鬱陶しい」「自分の個人情報が知らぬうちに抜かれているのが気持ち悪い」といったユーザーの声が、だんだん大きくなってきました。それにより、Cookieによるトラッキングを制限することで、第三者に個人情報が利用されることを防ぎ、利用者のプライバシーを守ろうという動きが強まったのです。

 

具体的には、Apple社のブラウザである「Safari」は2020年の3月にサードパーティーCookieをデフォルトで全面的にブロックし、Google社のブラウザである「Chrome」も2023年後半を目処に、サードパーティーCookieの使わないシステムの構築を、宣言しています。

 

このCookieの制限により、正確なコンバージョン計測がしづらくなったことで既存のCookieによるコンバージョン計測を補完するような役割をもつ、拡張コンバージョンというサービスが提供されるようになりました。

拡張コンバージョンの導入方法

ここからは拡張コンバージョンの設定方法について説明します。

※前提としてGoogle広告のコンバージョン計測をGoogleタグマネージャーを使用して行っていることを想定します。

 

1.Google広告アカウントにログインし、右上にあるツールアイコンをクリックし、[測定]のコンバージョンを選択します。

 

拡張コンバージョン導入方法1

 

2.拡張コンバージョンの設定に使用するコンバージョンアクションを開き、下部の[拡張コンバージョン]をオンにします。

 

拡張コンバージョン導入方法2

 

3.Googleのコンプライアンスに関する注意に対して[同意する]をクリックします。
※拡張コンバージョンを有効にすると、Googleのポリシーに遵守することを確認したことになります。

 

拡張コンバージョン導入方法3

 

4.[URLを確認する]をクリックして、GoogleタグをWebサイトで確認します。

 

拡張コンバージョン導入方法4

 

5.実装方法は、「グローバルサイトタグまたはGoogleマネージャー」を選択します。

 

拡張コンバージョン導入方法5

 

6.拡張コンバージョンを使用するためには、[グローバルサイトタグ]か[Googleタグマネージャー]を選択して保存する必要があります。

デフォルトで[Googleタグマネージャー]が設定されているので、設定が正しいことを確認してから[保存]をクリックする。

 

以上が設定方法になります。

 

詳細は、以下のGoogle広告のヘルプページをご確認ください。

 

Googleタグを使って拡張コンバージョン(ウェブ向け)を手動で設定する

拡張コンバージョンのメリットデメリット

前述の通り、拡張コンバージョンの提供の背景としてあるのが、「サードパーティーCookieの利用が制限されること」と、それによって「コンバージョン計測やリマーケティングの精度が低下すること」です。

そのため、導入のメリットとしては以下が挙げられます。

メリット

①コンバージョン計測の精度向上
②リマーケティングが可能になる。
③①によって機械学習の精度が高まる

 

拡張コンバージョンの導入により、ROASが向上し、売り上げが検索ネットワークで8.6%、YouTubeで31%伸びたという事例もGoogle広告の公式ページから報告されています。

デメリット

その一方で、デメリットとして上げられるのが、「設定がかなり複雑である」ということです。

実際には、コンバージョンのトラッキングの設定や、コーディングといった、かなり高度な技術力が必要になります。

まとめ

今回は拡張コンバージョンについて解説しました。

広告配信においてコンバージョン計測は一番大切なものなので、なるべく早めに設定しておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

Ryutaro

WEBコンサルティング事業部でLP制作とリスティング運用に携わっています。その他にもアド, GA4, SEO, タグ, DBに若干の知見があります。

     

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