『 リスティングやディスプレイなど『WEB広告』の種類総まとめ! 』
2020年05月15日更新
WEB広告業界は、昨今のコロナウイルスの影響もありさらに関心度が高まっていますよね。
このページを訪問してくださったあなたも、WEB広告に興味を持って訪れたのではないでしょうか?
そこで今回はWEB広告にはどんな種類があるのか、またそれぞれどのような特徴があるのか簡単にまとめてみました。
WEB(インターネット)広告を利用するメリット

今では誰もがパソコンやスマートフォンを持ち、お店を探すにも商品を買うにも検索して口コミやメニューを調べ、判断材料としてインターネットを使うことが多くなってきました。
さらにはネットから商品を見つけ、そのまま購入に繋がるケースも少なくありません。
そんなWEB広告はどんどん進化を重ね扱いやすくもなり、いろんなメリットがあるんです。
ターゲットを細かく設定できる
WEB広告の最大のメリットの1つが
「ターゲットを細かく設定できる」ことです。
ユーザーの興味関心のあるものや性別、年代、地域など細かくターゲットのセグメントを分けて広告を配信することができます。
これにより商材に興味のある顕在層にのみ広告を配信したり、興味のありそうな潜在層に少し広げて広告を配信したりなど、高い費用対効果が期待できるんです。
少ない予算から始められる
新聞や雑誌、看板などのアナログ広告は広告費用が高いですがWEB広告は少ない予算から広告を配信し始められます。
例えばGoogle広告の検索連動型広告では日予算(1日あたりの予算)を1000円から広告を始めることができるんです。
他にも購入が確定してから費用が発生する成果報酬型広告や1000回広告が画面に表示されたら費用が発生するインプレッション課金など、初回から少ない金額で始められる課金形態の広告が多いんですよ。
効果の測定がしやすい
WEB広告のほとんどに「管理画面」と呼ばれる、広告の効果を計測する機能があります。
↓こちらはGoogleの管理画面です。

(自社の管理画面なので数値はモザイクをかけています)
これにより広告の表示回数、クリック数、コンバージョン数などの数値を細かく見ることができ、広告の効果を高めるための施策がさらに練りやすいです。
すぐに効果がでやすい
WEB広告は入稿して数日で審査が終わり広告が掲載されるので、効果がすぐに出やすいです。
SEOやSNS運用では効果が反映されるまでに数ヶ月を要することもありますが、WEB広告であればすぐに広告が掲載されるので短期間で広告効果を得られます。
またほとんどの場合、管理画面の数値は1時間ごとに更新されるので早くPDCAを回すことができ、運用次第で高い費用対効果が期待できるんです。
広告出稿中でも広告の内容を調整できる
新聞広告や雑誌広告は途中で中身を変更できませんよね。ですがWEB広告の場合はいつでも広告の内容を変更することができるんです。
これによりクリエイティブのABテストを早く回せますし、その日ごとに日予算やターゲティングなどの配信設定を変えることができるので予算を無駄にしてしまうことを防げます。
WEB広告の種類

WEB広告にはたくさんの種類があります。
今回はその中でも代表的なWEB広告を特徴とともにご紹介しますね。
リスティング広告
リスティング広告はGoogleやYahoo!を代表とする検索エンジンの検索結果やそれらの関連サイトに表示される広告です。
「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。

検索連動型広告は下の画像に黄色で示した検索結果の広告枠に表示される広告のことです。
<Google>

<Yahoo!>

自ら興味関心のあるキーワードを検索したユーザーにのみ広告が表示されるので、悩みが顕在化したユーザー層(顕在層)にアプローチをかけることができます。
こちらの記事で検索連動型広告について詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
対してディスプレイ広告はGoogleの関連サイトであるYoutubeやYahoo!の関連サイトであるYahoo天気などの広告枠に表示される広告です。


主にGoogleにおけるディスプレイ広告をGDN、Yahoo!におけるディスプレイ広告をYDNと呼ぶので覚えておきましょう。
ディスプレイ広告
そもそもディスプレイ広告は、WEBサイトやアプリなど様々なメディアの広告枠に表示される「画像」「テキスト」「動画」タイプの広告のことを指します。
(画像を用いた広告を特に「バナー広告」と呼びます。)
画像を使うことで商品や会社のイメージを伝えやすいのもメリットですね。
またデモグラと呼ばれる年齢、性別、地域などの基本データや特定のサイトに訪れた閲覧履歴などからターゲティング設定を行うことができます。
ですので潜在層に広告を打ち出し、ブランディングを高めるにはもってこいのマーケティング施策です。
こちらの記事でディスプレイ広告について詳しく解説しております。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、特定のURLを訪問したユーザーに表示させる広告です。
例えばAという商品のサイトを訪問し離脱してしまったユーザーに再度広告を表示させることで、購入を促すことができます。
サイトを離脱してから10日経ったユーザーに広告を表示するよう設定したり、LPやカート画面まで遷移したユーザーに分けて広告を表示するよう設定したりもできますよ。
ただし離脱したユーザーを追いすぎると「煩わしい」と思われてしまうこともあるので注意が必要です。
アフィリエイト広告
基本的にブログなどのサイトを運営するアフィリエイターが自分のサイトで商品やサービスを紹介してくれる広告です。
コンバージョンが発生してから広告料が発生する成果報酬型となっているので高い費用対効果を見込むことができます。
また間接的にアフィリエイターとつないでくれるASPというサービスもあり、A8.netやもしもアフィリエイト、バリューコマースなどが有名所です。
ネイティブアド

ネイティブアドは、メディアサイトやメディアアプリ内にある記事などのコンテンツと同じ見た目をした広告のことです。
(特にメディア内のコンテンツの間に溶け込ませた広告をインフィード広告と言います。)
サイト上に溶け込んだ形で表示されるのでユーザーに不快感を与えにくく、読んでもらいやすいのが特徴です。
アドネットワークと呼ばれる複数のメディアサイトから広告枠を買っている広告配信サービスを利用すれば、特定の物事に関心がありそうなユーザーにセグメントして広告を配信することができます。
例えば美容サプリの記事広告を表示させたい場合、女性の美容メディアサイトに配信されるとさらに読んでもらいやすいです。
記事広告
記事広告はその名の通り記事の中で商材を紹介する広告を指します。
商品のユーザー目線で書かれていることが多いので、見込み客となるページの訪問者に同じ消費者目線で商品の良さを伝えることが可能です。
また記事のためネイティブアドとの相性がよく、アドネットワークに掲載する際は記事広告が使われることも多いんですよ。
動画広告

最近はYoutubeなどの動画配信サービスがどんどん勢いを増してきており、動画広告も主流になってきました。
動画広告は画像やテキストだけでは伝えきれない情報も盛り込むことができ、目を引きやすいので潜在層やあまり関心のない層へ向けた認知拡大としての効果が高いです。
加えて動画配信サービスのユーザーには若年層が多いので、若年層向け商材の広告を打つには特にもってこいの広告となります。
動画広告も配信面によって名前が変わるので、それぞれご紹介しますね。
インストリーム広告
インストリーム広告はYoutubeやAbemaTVなど、動画の途中などで再生されるCMのような動画広告です。
最近ではスマホアプリを立ち上げた際に再生されたり、ゲームアプリで次のゲームに進む際に再生されたりすることもあります。
またこれらには、途中で広告をスキップできるスキッパブル広告とスキップできないノンスキッパブル広告の2種類があることも特徴です。
インバナー広告
インバナー広告は主にディスプレイ広告枠に表示される動画広告です。
ディスプレイ広告なのでターゲティング設定を行うことができ、普段Youtubeなどの動画サイトを利用していないユーザーにも広告を表示できるというメリットがあります。
インリード広告
インリード広告は、Webサイトのページをユーザーがスクロールして動画広告が表示された瞬間から再生される動画広告です。
ユーザーにとってはサイトをスクロールをしていると、急に動きのある動画広告が表示されるため目にとまりやすいことがメリットと言えます。
これから5Gの時代が来ることも踏まえて、動画など容量の大きい広告をより扱いやすくなることが予測されるため、今後さらに注目を浴びている広告の1つと言えるでしょう。
動画リワード広告
動画リワード広告とは、ゲームなどのアプリ内でユーザーに対してゲーム内通貨やゲーム時間延長など何かしらの報酬(リワード)を与えることを前提に再生される動画広告です。
ユーザーに対して対価を与えているため動画が再生されやすいことに加え、基本的に全画面表示で再生されるので商材のよさを最大限伝えやすいのがメリットと言えます。
SNS広告

SNS広告はその名の通り、SNS内部で表示できる広告を指します。
SNSは現代社会の生活インフラとしても欠かせない存在となっているので、今では若年層だけで無く幅広い世代にアプローチをかけることができるようになりました。
ここではそんなSNSの中でも日本で台頭している4つのSNSにおける広告とその特徴についてご紹介します。
LINE広告
LINEは日本国内で生活インフラとして根付いているため、幅広い世代の方にアプローチ可能な広告です。
LINEアプリ内の「ホーム」「トーク」「タイムライン」「ニュース」「ウォレット」全てに配信面があり、多様な広告フォーマットから選んで配信することができます。
Twitter広告
Twitter広告は10〜30代の若年層に向けてアプローチしやすい広告です。
・タイムライン上に表示される「プロモツイート」
・検索画面にハッシュタグ付きで表示される「プロモトレンド」
・オススメユーザーに表示される「プロモアカウント」
の3種類があり、どれもターゲティング精度が高く2次拡散が狙えるのが特徴と言えます。
しかし広告にコメントをすることも可能なため、ブランドに傷をつけてしまう可能性もあり注意が必要です。
Facebook広告
Facebookはアカウント同士の「繋がり」が重要視されていることもあり、ターゲティング精度が非常に高い広告の1つです。
タイムライン上に様々なフォーマットの広告を表示できたり、関連アプリのMessenger内でユーザーにダイレクトに広告を表示できたりします。
また30代以降のユーザーが多くリテラシーが高いことも特徴です。
Instagram広告
Facebook傘下のInstagramもターゲティング精度が高いことに加え、10~20代のユーザーが多いため若年層に向けてアプローチができます。
タイムラインやストーリー上に他の投稿と同じ見た目で表示できるネイティブ広告なので、自然と広告を見てもらいやすいです。
まとめ
いかがでしたか?WEB広告にはたくさんの種類がありましたね。
これらのWEB広告にはそれぞれメリット・デメリットがあり、WEB広告と商材の良い組み合わせがわからないと、せっかく広告を打ち出しても費用だけが嵩んでしまうこともあります。
広告は認知拡大や何かしらのコンバージョンが目的であり、予算に見合った成果が得られなければ意味がありませんよね。
もし広告で成果が上げられないようなときは、SEOを強化してみるのも1つの手です。
こちらの記事ではSEO対策について詳しく解説しております。ぜひ参考にされてください。
ただWEB広告は小額から始められるものが多いので、もし売上が伸び悩んでいて次の手を決めかねているなら、ぜひ始めてみるべきでしょう。
またWEB広告もオフラインの広告同様、広告の表現が厳しい世界ではあります。そこで必要なのが薬機法の知識です。
こちらの記事では薬機法について詳しく解説にしておりますので是非参考にされてください。
余談にはなりますが、弊社でも数多くのクライアント様からご依頼を受け、多様なWEB広告を運用しております。
もし売上で伸び悩んでいたり、WEB広告を始めたいけど運用方法が分からない、もしくは勉強する時間が無いという方は是非一度お問い合わせください。
あなたのお役に立てるはずです。