『 【初心者向け!】いまさら聞けないディスプレイ広告の基礎知識 』
2020年05月01日更新
「ディスプレイ広告を始めるといいって聞いたけど、
そもそもディスプレイ広告ってどんなものなのか分からない…」とお悩みの方へ。
今回はディスプレイ広告について、初心者の方でも分かりやすくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ディスプレイ広告とは
webサイトやアプリ上の広告枠に表示される画像、動画、テキスト広告のことをいいます。
画像などの広告をクリックさせることでユーザーを広告主が設定したwebサイトヘと移動させる広告です。
広告が掲載される場所は、媒体によって異なります。
主にGoogle広告とYahoo!プロモーション広告があるのですが、どちらに出稿するかで広告を表示できる場所が変わってくるんです。
ちなみに
Googleのディスプレイ広告のことを「GDN」
Yahoo!のディスプレイ広告のことを「YDN」といいます。
それぞれYDNとGDNの特徴を表にまとめてみました。
広告を表示できる場所が異なるということは、広告を見ているユーザーもそれぞれ違うということですね。
広告主が
「どんな広告をどんなユーザーへ表示させたいか」によって、どちらに出稿するのか変わってきます。
私たちがオススメするのは予算が許す限り両方の媒体に出稿すること。
商品やサービスについて数多くのユーザーに知ってもらうためには、YDNもGDNもどちらも押さえておきたい媒体です。
>>>GDNについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
もし、予算の問題があるのであれば、まずはターゲットとなるユーザーが普段どんなサイトを訪れていそうなのかを考えていくことから始めましょう。
ディスプレイ広告の配信の種類
ここでは、ディスプレイ広告で配信できる種類を3つ紹介したいと思います。
レスポンシブ広告
近年パソコンやスマホ、タブレットなどユーザーが使う端末は多様化していますよね。
ですので、サイト上に表示される広告枠もさまざまな大きさや形式があります。
そんな多様化する広告枠に対して
「できればすべてのサイズのバナーを用意して配信数を最大化したい!」
「配信すべき面にされないという機会損失をできるだけ少なくしたい!」
「だけど毎回、全サイズのバナーを用意するのはすごく大変…」
そのように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな人のためにあるのがこのレスポンシブ広告です。
responsiveとは【敏感な、(…に)よく反応して】という意味があります。
つまり、端末やサイトによってサイズの異なる広告枠に対して、自動でサイズやレイアウトを調整し、広告枠に収まるデザインで広告を配信してくれる広告タイプということです。
全サイズ用意する必要がなく、特定サイズの画像を入稿するだけでいいので、効率よく広告を出すことができるということですね。
>>レスポンシブ広告についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
バナー広告
インターネット広告のうち、画像やアニメーションによって表現する広告のことを指します。
あらかじめ決められたサイズでリンク付きの画像を表示するものです。
それをユーザーがクリックすることで広告主へのwebサイトへ誘導されるようになっています。
このバナー広告は、視覚的に表現することができるためイメージを喚起しやすく、文字で表現するテキスト広告に比べても、訴求力が強いというのが特徴です。
サイズにはいくつかの規格があり、300×250ピクセルのサイズが一般的ですね。
上の画像のようにYahoo!の検索画面にある広告のほかにも、みなさんが普段使っているブログやアプリに表示される広告もバナー広告になります。
インフィード広告
インフィードとは
【ソーシャルメディアやモバイルサイトのフィード(feed)の中(in)に表示される】という意味です。
簡単に言うと、タイムライン上(TwitterやInstagramなど)に表示される広告のことで、テキストと画像を組み合わせたものが一般的となっています。
インフィード広告のメリットは、ユーザーの目に入りやすいということです。
これまでの広告はメインコンテンツから離れた位置にあったため、ユーザーが広告と認識した上で、気になった場合のみクリックされていました。
しかし、インフィード広告は、広告という表示はあるもののユーザーは自然と目を通すことになり、クリック率アップにつながるのです。
その為、最近はインフィード広告の出稿が増えてきています。
リスティング広告との違い
ディスプレイ広告とよく一緒に使われるものが「リスティング広告(検索連動型広告)」です。
リスティング広告(検索連動型広告)とは、以下の画像にあるようにYahoo!やGoogleの検索結果画面の上部や下部に表示される広告のことを指します。
ちなみに上の画像の中にあるオーガニック検索とは広告ではない通常のサイトのことです。
このリスティング広告とディスプレイ広告の違いは以下の通りとなっています。
>>>リスティング広告について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
リスティング広告(検索連動型広告)は「検索結果」に表示できる広告であるのに対し、ディスプレイ広告は「関連サイト」に画像を含めて表示できる広告です。
つまり、特定のサービスや商品が欲しくて検索したユーザー(顕在層)にアプローチするのがリスティング広告(検索連動型広告)になります。
それに対して、特定の欲しいものがあるわけではないけど、サイトを見ているユーザーにアプローチするのがディスプレイ広告です。
中には、自分の抱えている問題に気づいていないユーザーもいます。
しかし少なからず漠然とした物足りなさ、生きにくさを抱えているはずです。
例えば「最近運動不足だな」と感じているユーザーがいるとします。
この人は運動不足だと感じてはいるものの、解決しようと思ってサイトで解決方法を調べたり運動を解消してくれるサービスや商品を検索するまでは至っていません。
そんなユーザーに対して、広告を表示できるのがディスプレイ広告です。
運動不足であることのデメリットやその解決策(サービスや商品)を訴えることで気づいていないユーザーの購入意欲を引き出していきます。
ディスプレイ広告のメリット
認知拡大ができる
検索結果の画面でしか表示されないリスティング広告(検索連動型広告)に比べると、様々なサイト上で表示することができるので掲載できる場所が非常に多くなっています。
上記の理由により、リスティング広告よりも数多くのユーザーへ知ってもらうことができるので、サービスや商品の認知拡大には最適です。
ユーザーの目に止まりやすい
ディスプレイ広告は画像や動画を使えるので、サービスのビジュアルを伝えることもできます。
ある調査によると、ビジュアルを使用したプレゼンテーションは、ビジュアルなしのものと比較して、43%説得力を持つという結果もあるんです。
テキストだけでは伝わらない魅力を具体的に伝えることができるので訴求力が高まるということですね。
リターゲティング(リマーケティング)が可能
リターゲティングとは、一度webサイトを訪れたもののコンバージョンには至らなかったユーザーに対して、再度広告を表示する方法です。
一度はサービスや商品に興味を持って、他のwebサイトも回って情報を探しているユーザーを追いかけて再びアプローチすることで、購入や申し込みへと導く便利な機能になっています。
パフォーマンス力
リスティング広告は自ら検索した人にのみ表示するので、広告費に対する表示数は限られています。
しかし、ディスプレイ広告は潜在層にまで大量にアプローチするので、広告費に対する効果が大きくなりやすいです。
つまり、大きな利益につながる可能性があるということですなんですね。
クリック単価が安い
リスティング広告に比べて、ディスプレイ広告はクリック単価(1クリックにかかる費用)が安くなっています。
なので同じ予算でもリスティング広告に比べて、多くのユーザーをサイトに勧誘できるのです。
ディスプレイ広告のデメリット
リスティング広告に比べてCVRが低い
CVRとは【コンバージョン率】のことをいいます。
>>CVRについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ユーザーがクリックした数に対してどれだけコンバージョン(購入・登録など)されたかを示すものです。
計算方法は、CVR=CV(コンバージョン)÷CT(クリック数)×100で出すことができます。
リスティング広告に比べ表示数が多いのでクリック数が増えやすいことと、潜在層にも表示できるのがディスプレイ広告の特徴です。
つまりクリックした時点では、リスティング広告に比べると
「この商品(サービス)を購入したい」という気持ちが薄いといえます。
そのため、広告をクリックしてランディングページ(LP)にユーザーを移動させたとしても、今すぐサービスが欲しい人たちと違い「あとでいいや」となることが大いにあるんです。
これらのことから、CVRが低くなることが考えられます。
しかし、広告は数多くのユーザーに見てもらうだけでも成果です。
その時すぐに、コンバージョンに繋がらなかったとしても、未来につなげることができます。
今はニーズに気づいていないユーザーでも、将来気づいた時に「そういえば、あれがあったな」と思い出して、検索してくれる可能性も。
分析しづらい
ディスプレイ広告は、リスティング広告ではできないバナー広告や画像と文章を組み合わせて配信するなど様々な広告を出すことが可能です。
そのため、様々なアプローチができることがメリットになります。
しかし、自由度が高い分、最もパフォーマンスの高いクリエイティブを特定するのに時間がかかることが多いです。
この部分を攻略することで、費用対効果の高い広告出稿は可能になりますが時間と工数がかかってしまうのはデメリットと言えるでしょう。
注意点
ディスプレイ広告を運用していくうえで注意する点をいくつかあげていきます。
広告費の消化ペースが早い
狙いたいターゲットではないユーザーへクリックされてしまうと、無駄な広告費が発生するので、ターゲットを絞るなどの対策が必要です。
ランディングページ(LP)との統一感が大事
LPとは、広告をユーザーがクリックして最初に到達(ランディング)するページのことをいいます。
成約率を上げるためには、このランディングページ(LP)を最適化させることが重要です。
ちなみにLPを最適化することを「LPO」といいます。
例えば、ユーザーが化粧品の広告をクリックした先が育毛剤のLPだったら絶対に買いませんよね。
表示広告とLPが統一しているかによって、CVR(コンバージョン率)は変わってきます。
どんなLPが一番パフォーマンスがいいのか常にテストを繰り返しましょう。
CTA(call to action)ボタンを表示する
CTAボタンとはユーザーにとってもらいたい具体的な行動を促すボタンのことをいいます。
例えば「詳細はこちら」や「お問い合わせ」などのボタンです。
ユーザーに対して広告をみたら取るべき行動を示すことで、クリック数が上がります。
米国のコンテンツマーケティング・サービスを提供するcopyblogger社の調査によるとCTAのボタンを用意することで、クリック数が45%増加することが分かっているんです。
それぞれの広告に最適なCTAボタンを表示するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ディスプレイ広告の運用についてのご理解していただけたでしょうか。
今、インターネットユーザーは利用時間の95%をブログや動画などサイトの閲覧に費やしていると言われています.
ディスプレイ広告はこうしたコンテンツへ非常に効果的です。
弊社でも数多くのクライアント様からご依頼を受け、ディスプレイ広告を運用しております。
もし売上で伸び悩んでいたり、ディスプレイ広告を始めたいけど運用方法が分からなかったり、勉強する時間も無いという方は是非一度お問い合わせください。
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